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中国の相次ぐ軍事挑発に台湾が「応戦」…2発のミサイル試験発射

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
台湾を狙った中国軍の軍事挑発が続き、台湾がミサイル試験発射などで対応した。

自由時報と聯合報など台湾メディアが21日に伝えたところによると、台湾政府系防衛産業研究所である国家中山科学研究院(NCSIST)は前日、屏東の九鵬基地と台東の成功地域海岸で対空実弾射撃訓練を実施した。自由時報は漁業署の発表を引用してこの日の訓練の射撃高度は無制限とし、射撃範囲は九鵬基地から花蓮の海まで含まれると伝えた。

続けて前日午後7時40分から午後9時10分まで2発のミサイルを試験発射したと報道した。


これと関連し最大射程距離1200キロメートルで中国の三峡ダムも打撃可能な「雄風2E」の改良型巡航ミサイルである「雄昇ミサイル」という見方が一部で提起されている。NCSISTは詳しい言及を避けたまま国防に対する台湾人の支持を望むという短い立場だけ明らかにした。

こうした中、台湾国防部は初めて空軍の地対地巡航ミサイルである雄昇ミサイルの購入に出ると明らかにしたと聯合報が伝えた。

台湾中華未来戦略協会の掲仲研究員は雄昇ミサイルの射程距離内に中国東部戦区傘下のロケット軍ミサイル旅団基地7カ所、空軍の主要空港10カ所のうち9カ所、海軍主要基地である上海と舟山の2カ所が入っているとし、有事の際にこれらのミサイルを使えば中国軍の台湾侵攻時の速戦即決という目標は簡単に達成できないと予想した。

これに先立ち中国のミサイル護衛艦が前日午前8時ごろに台東の成功地域東側約87キロメートル海上を南に向け航行する姿が確認されたと台湾メディアが伝えた。

また、中国軍のH6爆撃機2機、J16戦闘機7機、Y8電子戦機1機、KJ500早期警報機1機の11機が台湾南西部の防空識別区域(ADIZ)に進入した。H6爆撃機2機は台湾とフィリピンのルソン島の間にあるバシー海峡を通過し台湾東部外海の空域を飛行した後に戻ったという。

自由時報は中国軍用機が前日午前9時55分、10時16分、10時17分、10時45分、10時56分、午後1時50分の6回にわたり南西部ADIZに進入したと伝えた。

一方、台湾メディアは米陸軍機甲初級将校リーダーシップコース(BLOC)のフェイスブックを引用し「中華民国陸軍」という表示がある台湾軍服姿の台湾軍将校が戦術訓練中の姿を紹介した。

これと関連し台湾軍は米国と台湾の軍事交流はこれまで持続的になされてきたとし、これは単に双方の軍事教育課程にすぎないと明らかにした。

ただ一部では台湾軍将校の今回の訓練が米国政府が2019年に販売を承認したM1A2エイブラムスの台湾型M1A2T戦車の導入と関係があるとの観測も出ている。



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