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韓国中央事故収拾本部「集団免疫に到達」 疾病庁「再流行に備えるべき」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

新型コロナウイルス

今後の韓国の新型コロナ流行をめぐり、福祉部中央事故収拾本部と疾病管理庁中央防疫対策本部が同日異なる見解を示した。中央事故収拾本部は今回のオミクロン株の流行が収まれば今後大きな拡大なしに安定した局面が続くだろうと予想した。接種と感染において人口の相当水準が免疫を持つようになったと評価した。しかし、中央防疫対策本部は時間にともなう免疫力弱化などを根拠に「再流行がないという仮定は危険だ」と警戒した。

12日、中央事故収拾本部のソン・ヨンレ社会戦略班長は番組に出演して現在の流行状況に対する質問に「はっきりと減少局面に向かっている」と話した。ソン班長は18歳以上の3回目の接種率が高いうえに、最近自然免疫を取得した人口まで考えると相当な水準の集団免疫に到達したと見てもかまわないのかと尋ねると「そうだ」と答え、「今回の流行が安定化すれば、再び大きな流行に広がる危険性は非常に低くなると予想する」とした。

実際、この日まで累積感染者は1563万5274人で最近1カ月間1000万人程度感染した。人口の30%以上が免疫者になった。検査で確認されていない、隠れた感染者まで考えると、専門家は少なくとも40%以上は感染履歴があると見なす。12日0時基準で新規感染者は21万755人で、前日(9万926人)より2倍以上に増えた。この日0時から午後9時までは前日と同じ時間帯より1万2721人少ない19万2077人の新規感染者が発生した。


この日中央防疫対策本部はまだ状況を楽観しにくいと評価した。中央防疫対策本部のイ・サンウォン疫学調査分析団長は「われわれが警戒すべきなのは、今後もどのような変異が発生するか分からず、現在持っている免疫力は時間が経つにつれ弱化する可能性があるということ」とし、「今後再増加とか再流行がないという仮定は危険で、常に対応しなければならない」と話した。

一方、韓国で初めてオミクロン株が再調合して作られた「XL変異」の感染例が発生した。中央防疫対策本部は先月23日、XL変異1件が国内感染者から初めて確認され、関連疫学調査を進めていると明らかにした。感染者は40代男性で、3回目の接種まで済ませ、咽喉痛など軽い症状があった。現在は隔離解除された。防疫当局は新たな変異の登場が流行傾向に大きい影響を及ぼさないと見なす。イ・サンウォン団長は「新たに発見された変異(XL)は重要変異に分類せずモニタリングしている」と話した。



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