財新シンクタンクのエコノミストは、3月に中国の新型コロナウイルスの影響で製造業とサービス業の景気が大きく悪化した。供給は減り需要は圧迫を受けて輸出は悪化し、企業のコストが上昇して雇用安定と市場の楽観論が減少した」と指摘した。現在中国は2020年初めから最も深刻なコロナ感染拡大に直面して対外不確実性が増加し、ロシアのウクライナ侵攻にともなう市場の不透明性が加わって中国経済の下方圧力を加重し、スタグフレーションのリスクも目立っていると強調した。
◇上海の動揺に武漢以来となる人民解放軍投入
2500万上海市民の動揺も問題だ。15の省から医療支援団3万8000人と人民解放軍の衛生兵2000人余りが上海に進駐した。軍の投入は昨年西安だけでなく香港、深センの封鎖時にもなかった。武漢以来初めてだ。上海では中央政府が上海市政府を信じられないのではないかという不満の声も出ている。国営メディアは4日1日に2500万人の上海市民全員に対するPCR検査を実施したとし、「上海速度」「上海だけができる」「全中国の支援でできた」となどと宣伝戦を強化した。
大規模検査と隔離にも感染拡大が続き不満が続出している。香港の調査報道専門インターネットメディアの端伝媒は4日、「封鎖で死亡した患者がウイルスによる犠牲者よりはるかに多いという点はすでに医師らの間で常識」と指摘した。上海市民の季孝竜さんは2日にSNSに投稿した公開投書で「民選でない中央が任命した地方政府官員は上層部の指示と意志をありがたがって仕事を処理するだけで民意を蔑視する。現在の(上海)政府官吏の職務をすぐに解任し速やかに上海市人民代表大会を招集し新たな政府幹部を選出せよ」と主張した。彼は「すぐに『ダイナミックゼロコロナ政策』にブレーキをかけ、科学的で理性的な防疫政策を回復せよ」とも付け加えた。
上海政府も危機感に包まれた。上海党機関紙の解放日報は6日付1面に「民衆の心配を共有し、大衆の困難を解決せよ」という社説を掲載した。社説は「各級政府党幹部は民衆の声から欠点を見つけ、足りない点を調査し、善意の批判から教訓を得て、改善を努力するのは当然な態度であり、人民の心と力をひとつに集める過程」としながら庶民の民心を取りまとめるよう党員幹部に要求した。
◇次期首相の人選にまで支障与えるか
今回の上海封鎖長期化は下半期の第20回中国共産党全国代表者大会まで余波が続く見通しだ。人口2600万人の上海のトップの李強党書記は習近平国家主席の側近だ。習主席が浙江省党書記として勤めていた当時、浙江省党委員会秘書長を務めた。今回の大会で常務委員入りが有力なだけでなく李克強首相の後任としても名前が上がる。
一部では李強氏が既存の「ゼロコロナ政策」を「ウィズコロナ」に転換する先駆者になろうとして「ゼロコロナ」の犠牲者になり落馬の危機に陥ったという観測が出ている。まだ上海基層幹部を除いて市政府次元で今回のコロナ感染拡大により問責された幹部は確認されていない。
急増する上海の新型コロナ感染者…「経済の動揺」高まり異例の軍投入(1)
◇上海の動揺に武漢以来となる人民解放軍投入
2500万上海市民の動揺も問題だ。15の省から医療支援団3万8000人と人民解放軍の衛生兵2000人余りが上海に進駐した。軍の投入は昨年西安だけでなく香港、深センの封鎖時にもなかった。武漢以来初めてだ。上海では中央政府が上海市政府を信じられないのではないかという不満の声も出ている。国営メディアは4日1日に2500万人の上海市民全員に対するPCR検査を実施したとし、「上海速度」「上海だけができる」「全中国の支援でできた」となどと宣伝戦を強化した。
大規模検査と隔離にも感染拡大が続き不満が続出している。香港の調査報道専門インターネットメディアの端伝媒は4日、「封鎖で死亡した患者がウイルスによる犠牲者よりはるかに多いという点はすでに医師らの間で常識」と指摘した。上海市民の季孝竜さんは2日にSNSに投稿した公開投書で「民選でない中央が任命した地方政府官員は上層部の指示と意志をありがたがって仕事を処理するだけで民意を蔑視する。現在の(上海)政府官吏の職務をすぐに解任し速やかに上海市人民代表大会を招集し新たな政府幹部を選出せよ」と主張した。彼は「すぐに『ダイナミックゼロコロナ政策』にブレーキをかけ、科学的で理性的な防疫政策を回復せよ」とも付け加えた。
上海政府も危機感に包まれた。上海党機関紙の解放日報は6日付1面に「民衆の心配を共有し、大衆の困難を解決せよ」という社説を掲載した。社説は「各級政府党幹部は民衆の声から欠点を見つけ、足りない点を調査し、善意の批判から教訓を得て、改善を努力するのは当然な態度であり、人民の心と力をひとつに集める過程」としながら庶民の民心を取りまとめるよう党員幹部に要求した。
◇次期首相の人選にまで支障与えるか
今回の上海封鎖長期化は下半期の第20回中国共産党全国代表者大会まで余波が続く見通しだ。人口2600万人の上海のトップの李強党書記は習近平国家主席の側近だ。習主席が浙江省党書記として勤めていた当時、浙江省党委員会秘書長を務めた。今回の大会で常務委員入りが有力なだけでなく李克強首相の後任としても名前が上がる。
一部では李強氏が既存の「ゼロコロナ政策」を「ウィズコロナ」に転換する先駆者になろうとして「ゼロコロナ」の犠牲者になり落馬の危機に陥ったという観測が出ている。まだ上海基層幹部を除いて市政府次元で今回のコロナ感染拡大により問責された幹部は確認されていない。
急増する上海の新型コロナ感染者…「経済の動揺」高まり異例の軍投入(1)
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