先月25日、韓国国内の空軍基地でF35Aの「エレファントウォーク(Elephant Walk)」訓練が実施された。写真は訓練中のF35Aステルス戦闘機。 写真=韓国国防部
これに関連しカーネギー国際平和財団のパンダ研究員は放送で「北朝鮮は(2020年の軍事パレードなどで公開した)SLBMの北極星4型と北極星5型を一度も試験発射していない」とし、これらミサイルの発射の可能性を提起した。
ランド研究所のベネット研究員は「実際に潜水艦から試験発射が行われるかどうかが重要だ」とし「北朝鮮が4年前に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長がSLBMを3発ほど搭載できる新型潜水艦(ロミオ級改良型と推定)を視察する写真を公開したが、まだこの潜水艦から試験発射が実施されたことはない」と話した。
北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)より相対的に落ちるSLBMの技術力を引き上げる必要を感じているという分析もある。ウィリアムズCSISミサイル防衛プロジェクト副所長は「北朝鮮の地上基盤ICBMは目の前の脅威だが、SLBMの力量はまだ十分でない」とし「北朝鮮の課題は、韓米海軍の探知と破壊を避けることができるほど静かな潜水艦を建造すること」と評価した。
◆F35A連合訓練を議論
北朝鮮の核実験再開とミサイル追加発射に対する懸念が強まり、韓米軍当局の対抗レベルも上がっている。特に北朝鮮の脅威が高まるにつれ、韓米が韓半島(朝鮮半島)有事の韓米連合作戦計画を修正する作業に本格的に入ったとみられる。
軍当局によると、韓米合同参謀本部議長は先月30日、米ハワイで会談し、新しい戦略企画指示(SPD)に署名した。これは昨年12月に韓米国防長官が年次安全保障協議(SCM)で合意した作戦計画最新化に関する後続措置だ。
軍の情報筋によると、当時、米国側が北朝鮮の核・ミサイル脅威高度化などを理由に作戦計画の修正と補完を強く要求した。
韓米がF35Aステルス戦闘機連合訓練をする可能性もある。最新鋭戦闘機のF35Aは北朝鮮のレーダー網を避けて攻撃を遂行でき、北朝鮮が最も恐れる戦闘機だ。パク・インホ空軍参謀総長は3-9日に米国を訪問する計画だが、韓米はパク総長の訪米期間中、これに関する協議を進める計画だ。
これに先立ち北朝鮮が先月24日にICBMを発射すると、韓米は翌日、それぞれ韓国の空軍基地と米アラスカ州アイルソン基地で完全武装したF35Aを集結する「エレファントウォーク(Elephant Walk)」地上滑走訓練を実施した。韓米両軍が同時にこうした訓練をしたのは初めて。
この日、米空軍のF35A戦闘機はエレファントウォーク訓練を終えた後、直ちに合同太平洋アラスカ訓練場(JPARC)に出撃する訓練もした。
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