北朝鮮が24日に試験発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)は「火星17型」(射程距離1万5000キロメートル)ではなく「火星15型」(射程距離1万3000キロメートル)と推測されると米当局者が明らかにした。28日(現地時間)、ワシントン・ポスト(WP)によると、この当局者は「(北朝鮮が先週発射したミサイルは)火星15型を改造したバージョンで、2017年よりもさらに高く、さらに遠く飛行するように改造された」と話した。これに先立ち、北朝鮮は今回発射したICBMが新型ICBM「火星17型」だと主張した。火星15型は火星17型の旧型バージョンで、北朝鮮は2017年を最後に火星15型を試験していない。
27日、韓国軍関係者も「韓米当局は火星15型を発射した可能性に重点を置いている」と話した。米国偵察衛星などで収集した情報によると、今回探知したミサイルはエンジンノズルの数が火星17型(4個)ではなく火星15型(2個)と同じで、1段目のエンジン燃焼時間も火星15型に近い。
これに先立ち、北朝鮮はICBM試験発射8日前の16日に火星17型を試験発射したが空中爆発を起こしていたことが確認されている。北朝鮮はこれを認めていない。
ロイター通信はNKニュースを引用して北朝鮮が朝鮮中央テレビを通じて公開した発射映像が改ざんされている可能性があると伝えた。以前撮影しておいた場面をつなぎ合わせた映像であると韓米当局者は把握しており、衛星写真と映像に現れた天気などの端緒によって該当の映像が別の日に撮影された可能性を提起した。
米カーネギー国際平和基金のアンキット・パンダ上級研究員は「16日に北朝鮮が火星17型を初めて発射した可能性が高い」とし「点火直後に失敗したが、これは24日に発射されたICBM宣伝映像を作るのに十分な映像イメージを残したとみられる」と話した。
北朝鮮が火星17型の試験発射に失敗した後、ICBMの性能向上を誇示するために欺瞞戦術を使っている可能性が提起されているが、北朝鮮のICBM技術が向上しているのは事実だと各国当局者および専門家は口を揃えた。
米当局者はWPに「北朝鮮がICBM能力を徐々に改善している」とした。また米国防総省の高官も「(北朝鮮が発射したものは)ICBMであり、それぞれの試験発射を通じて明らかに学習しているものがあり、さらに能力のあるミサイルを開発するために努力している」とWPに話した。統一研究院北朝鮮研究室長のホン・ミン氏は「北朝鮮が(24日に)どのようなICBMを実験していようとも、地球の反対側を打撃できるミサイルを発射することができることを証明した」とし「動画の改ざんについては詳細に確認するべきだが、脅威がなくなったわけではない」とロイター通信に話した。
日本当局は北朝鮮が実際に火星17型の発射に成功したとみている。29日、毎日新聞によると、松野博一官房長官は前日「(日本)政府はこのミサイルが新型ICBM級ミサイルだと考えている。現在この分析に変化はない」として初期評価結果を変えていない。
一方、北朝鮮がウクライナを巡る米露葛藤に乗じてICBMを試験しているのに続き、4年ぶりに核実験を準備している情況が確認されていると28日、ブルームバーグ通信が報じた。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が2年ぶりに主要武器の試験を行っているという信号を送っているが、米国がロシアの報復に力を注いでいて、北朝鮮が挑発に伴う制裁を受ける危険が弱まったと判断しているということだ。米国スティムソン・センターのレイチェル・ミニョン・リー研究員は「北朝鮮が米国とロシアの間の不和を長距離ミサイル試験のための千載一遇の機会ととらえているのはほぼ確実」と話した。
27日、韓国軍関係者も「韓米当局は火星15型を発射した可能性に重点を置いている」と話した。米国偵察衛星などで収集した情報によると、今回探知したミサイルはエンジンノズルの数が火星17型(4個)ではなく火星15型(2個)と同じで、1段目のエンジン燃焼時間も火星15型に近い。
これに先立ち、北朝鮮はICBM試験発射8日前の16日に火星17型を試験発射したが空中爆発を起こしていたことが確認されている。北朝鮮はこれを認めていない。
ロイター通信はNKニュースを引用して北朝鮮が朝鮮中央テレビを通じて公開した発射映像が改ざんされている可能性があると伝えた。以前撮影しておいた場面をつなぎ合わせた映像であると韓米当局者は把握しており、衛星写真と映像に現れた天気などの端緒によって該当の映像が別の日に撮影された可能性を提起した。
米カーネギー国際平和基金のアンキット・パンダ上級研究員は「16日に北朝鮮が火星17型を初めて発射した可能性が高い」とし「点火直後に失敗したが、これは24日に発射されたICBM宣伝映像を作るのに十分な映像イメージを残したとみられる」と話した。
北朝鮮が火星17型の試験発射に失敗した後、ICBMの性能向上を誇示するために欺瞞戦術を使っている可能性が提起されているが、北朝鮮のICBM技術が向上しているのは事実だと各国当局者および専門家は口を揃えた。
米当局者はWPに「北朝鮮がICBM能力を徐々に改善している」とした。また米国防総省の高官も「(北朝鮮が発射したものは)ICBMであり、それぞれの試験発射を通じて明らかに学習しているものがあり、さらに能力のあるミサイルを開発するために努力している」とWPに話した。統一研究院北朝鮮研究室長のホン・ミン氏は「北朝鮮が(24日に)どのようなICBMを実験していようとも、地球の反対側を打撃できるミサイルを発射することができることを証明した」とし「動画の改ざんについては詳細に確認するべきだが、脅威がなくなったわけではない」とロイター通信に話した。
日本当局は北朝鮮が実際に火星17型の発射に成功したとみている。29日、毎日新聞によると、松野博一官房長官は前日「(日本)政府はこのミサイルが新型ICBM級ミサイルだと考えている。現在この分析に変化はない」として初期評価結果を変えていない。
一方、北朝鮮がウクライナを巡る米露葛藤に乗じてICBMを試験しているのに続き、4年ぶりに核実験を準備している情況が確認されていると28日、ブルームバーグ通信が報じた。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が2年ぶりに主要武器の試験を行っているという信号を送っているが、米国がロシアの報復に力を注いでいて、北朝鮮が挑発に伴う制裁を受ける危険が弱まったと判断しているということだ。米国スティムソン・センターのレイチェル・ミニョン・リー研究員は「北朝鮮が米国とロシアの間の不和を長距離ミサイル試験のための千載一遇の機会ととらえているのはほぼ確実」と話した。
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