全8話のドラマ『Pachinko パチンコ』。若いころのソンジャ(キム・ミナ扮)と釜山影島(プサン・ヨンド)の魚市場の実力者、コ・ハンス(イ・ミンホ扮)。[写真 AppleTV]
制作スタッフにも僑胞が何人もいる。全8話を分けて演出したコゴナダ監督、ジャスティン・チョン監督は2人とも在米僑胞。脚本家であり総括プロデューサーを務めたスー・ヒュー氏も在米僑胞だ。よく知られているように、原作小説のミン・ジン・リー作家も僑胞だ。韓国に生まれ、幼くして米国に移住したリー氏が在米僑胞ではなく在日僑胞の話に関心を持つようになったのは、大学時代にある講演で韓国人中学生が日本で差別を受けた話を聞いてからだ。その後、夫の勤務地についていき、日本で4年暮らしながらさまざまな僑胞と会って話を聞いたという。このようにして書かれた『パチンコ』は、リー氏の2作目となる小説。米国で2017年の出版と同時にニューヨーク・タイムズのベストセラーに選ばれるなど大きな反響を呼んだ。
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