ロシアが「ルーブル救済」に乗り出した。天然ガスの輸出代金支払いはルーブルだけで受け取るとしながらだ。歴代最低水準まで落ちたルーブルを救うために最も強力な「カード」であるエネルギーを取り出したのだ。
だが、特別な効果を上げられないまま、ロシア経済の息の根を止める失敗を自ら招く手になるかもしれないとの批判もある。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が23日(現地時間)、「非友好国に対する天然ガス供給に対する代金支払い方法をルーブルで転換することを決めた」と明らかにした。ロシアの非友好国家リストには欧州連合(EU)や英国、米国などが含まれている。特にEUは天然ガスの約40%をロシアに頼っている。これまでは主にユーロで決済していたが、今後はルーブルで直接決済しろという注文だ。
◆プーチン大統領の発言でルーブルが瞬間的に8%反騰
「ルーブル払い」という超強気姿勢に出たのは、翼もなく急降下するルーブル価値を引き上げるための措置だ。パンテオン・マクロエコノミクスのチーフエコノミスト、クラウス・ビステセン氏は「このような措置は西側諸国が石油1バレル買うたびにルーブル価値を上げるというもの」と説明した。
ロシア中央銀行は先月28日にはルーブル暴落を阻止するために政策金利を年9.5%から年20%へと一気に引き上げた。だが、国際銀行間通信協会(SWIFT)からの排除など強力な経済制裁で特別な効果をあげることができなかった。ウクライナ侵攻前でさえ、1ドル=75ルーブル水準だった相場は1ドル=130ルーブルまで一気にルーブル安が進んだ。
プーチンの発言に力を得たルーブルは「瞬間的に」急騰した。Investing.comによると、23日終値基準でルーブル価値は前日に比べて8.73%上昇した1ドル=96.75ルーブルを記録した。ロシアのウクライナ侵攻翌日だった先月24日(1ドル=84.95ルーブル)以降の水準だ。
「天然ガス支払いはルーブルのみ」…プーチン、暴落する「ルーブル救済」へ(2)
だが、特別な効果を上げられないまま、ロシア経済の息の根を止める失敗を自ら招く手になるかもしれないとの批判もある。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が23日(現地時間)、「非友好国に対する天然ガス供給に対する代金支払い方法をルーブルで転換することを決めた」と明らかにした。ロシアの非友好国家リストには欧州連合(EU)や英国、米国などが含まれている。特にEUは天然ガスの約40%をロシアに頼っている。これまでは主にユーロで決済していたが、今後はルーブルで直接決済しろという注文だ。
◆プーチン大統領の発言でルーブルが瞬間的に8%反騰
「ルーブル払い」という超強気姿勢に出たのは、翼もなく急降下するルーブル価値を引き上げるための措置だ。パンテオン・マクロエコノミクスのチーフエコノミスト、クラウス・ビステセン氏は「このような措置は西側諸国が石油1バレル買うたびにルーブル価値を上げるというもの」と説明した。
ロシア中央銀行は先月28日にはルーブル暴落を阻止するために政策金利を年9.5%から年20%へと一気に引き上げた。だが、国際銀行間通信協会(SWIFT)からの排除など強力な経済制裁で特別な効果をあげることができなかった。ウクライナ侵攻前でさえ、1ドル=75ルーブル水準だった相場は1ドル=130ルーブルまで一気にルーブル安が進んだ。
プーチンの発言に力を得たルーブルは「瞬間的に」急騰した。Investing.comによると、23日終値基準でルーブル価値は前日に比べて8.73%上昇した1ドル=96.75ルーブルを記録した。ロシアのウクライナ侵攻翌日だった先月24日(1ドル=84.95ルーブル)以降の水準だ。
「天然ガス支払いはルーブルのみ」…プーチン、暴落する「ルーブル救済」へ(2)
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