2020年1月、韓国の李秀赫(イ・スヒョク)駐米大使がホワイトハウスでドナルド・トランプ大統領に信任状を提呈した後、記念撮影に臨んでいる。
だが、このような固定観念がいつも正しいとは限らない。1年余り前まで駐米日本大使だった杉山晋輔氏は「外交は国務省だけで決まるわけではない。ワシントンのコア(核心)グループで決まる」という判断の下、就任直後に100人いる上院議員議会事務室を事前アポ無しですべて回ったという。最初は米国の風土では自分のことを変な人だと思わないだろうかと躊躇したこともあるが、結局その時に結んだ縁が大使生活の間で多いに役立ったという。また、米国の特性上、各種趣味・スポーツ・パーティー文化に慣れている人物が有利な側面がある。2001年9月から2008年5月まで6年10カ月間駐米大使を務め、「最も米国的な日本大使」と呼ばれた加藤良三氏はメジャーリーグの野球の歴史を手始めに各選手がどんな人物かまで丹念に覚えて米国社会の奥に入っていったという。
日米現地で韓国大使は疎外?…韓国新政府の最初の駐米・駐日大使が備えるべき条件(1)
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