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ウクライナ軍「キーウ西部マカリフ奪還…ロシア軍の食料は残り3日分」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ウクライナ首都キーウにロシア軍のタンクが捨てられている。 [ツイッター]

ロシアのウクライナ侵攻27日目の22日(現地時間)、ウクライナ政府軍が首都キーウ(キエフ)西部の都市マカリフを奪還するなど反撃を加えていると、現地メディアが伝えた。ウクライナ国防省は「ロシア軍の食料と弾薬は残り3日分ほどであり、燃料不足も相変わらずだ」と主張した。

この日、キーウインディペンデントは「ウクライナ軍がロシア軍を後退させ、キーウ西部のマカリフ市を奪還した」とし「ここにはウクライナ国旗がまた掲揚された」と報じた。米CNNもウクライナ政府の発表を引用してこれを伝え、まだ独自では確認していないと明らかにした。

マカリフはキーウから約30キロ離れたところで、首都を包囲しようとするロシア軍とこれを守るウクライナ軍の主な激戦地の北西部イルピンやブチャより遠い。ウクライナ側によると、現在ロシア軍は多くの交戦地域で停滞中で、依然として物資の補給が難航しているという。


ウクライナ国防省は22日、「ロシア軍は3日分以下の弾薬と食料しか保有していないと把握された」とし「燃料も似た問題に直面している」と主張した。これに先立ちウクライナ軍は待ち伏せ作戦でロシア軍の補給を遮断するのに注力した。また、「北部スミ州のオクティルカでロシア軍およそ300人が交戦を拒否して作戦地域を離れた」と明らかにした。

ニューヨークタイムズ(NYT)は21日、「ウクライナ軍がキーウ、ハルキウ(ハリコフ)と南部の多くの地域でロシア軍の進撃をよく阻止している」とし「ただ、東部ドンバス地域ではこの数日間、ロシア軍の進展が報告されている」と報じた。

南部の都市マリウポリを包囲したロシア軍が占領を狙って激しい戦闘が続いているが、ウクライナ軍に撃退されていると、英国防省が22日伝えた。現地メディアのウクラインスカ・プラウダは「南部ミコルライウでもウクライナ軍がロシア軍に反撃している」と報じた。

陸路で膠着状態となったロシア軍は、ウクライナ主要都市に対する大規模な爆撃で攻勢を続けている。22日午前、北部キーウ、西部リビウ、東部ハルキウ、南部オデッサとミコライウなど国土全域の都市で空襲サイレンが鳴ったと、キーウインディペンデントは伝えた。また、ウクライナ国家非常サービスを引用し、北西部ジトーミル州ではロシア軍の砲撃で家宅3軒が破壊し、10軒が破損するなど被害を受けたと報じた。

21日のアルジャジーラによると、米国防総省の関係者は「ロシア空軍はこの2日間、戦闘機の出撃回数を増やし、この24時間には300回ほど出撃した」とし「それでも領空で確実な優位に立っていない」と話した。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は21日の演説で「マリウポリは灰になったが、結局は生き残るだろう」とし「ウクライナを守り国民を救うために可能なすべてのことをする」と述べた。



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