韓国次期大統領の尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏は16日午後6時、オーストラリアのスコット・モリソン首相と約25分間にわたって電話会談を行った。10日米国のジョー・バイデン大統領、11日日本の岸田文雄首相、14日英国のボリス・ジョンソン首相に続き4人目の首脳電話会談だ。
尹氏は会談の中で「オーストラリアは韓国戦争(朝鮮戦争)当時1万7000人余りの若者が参戦した国で、韓国国民が深い連帯感を持っている。自由民主主義と市場経済の価値を共有するパートナーとして、今後さまざまな分野の実質協力を具体化することを希望する」と話したと尹氏のスポークスマンを務める金恩慧(キム・ウネ)氏が伝えた。
尹氏とモリソン首相はカーボンニュートラルや宇宙など先端分野に関連した協力、核心鉱物をはじめとする資源の安定したサプライチェーンの構築に関連した協力をさらに強化していくことで意見を一致させたという。
韓半島(朝鮮半島)問題に対しては、モリソン首相が「領域内の協力を強固にし、韓半島の平和と安定に寄与したい」と述べ、尹氏は「韓半島の自由と安定は妥協の対象になりえないというモリソン首相の発言に深く共感する」と答えたと金氏が伝えた。
この日、豪首相との電話会談は尹政権時の日米豪印戦略対話(QUAD=クアッド)参加の可能性も取り沙汰される中で注目された。特に尹氏は近くインドのナレンドラ・モディ首相とも電話会談を行う予定だが、その場合、クアッド4カ国の首脳と会談を行うことになるため、クアッド参加に向けた地ならし作業なのではないかという見方も出てきた。
だが、業務引継委員会外交安保分科幹事である金聖翰(キム・ソンハン)元外交部次官は「歓迎の意味合いが含まれる電話会談を行ったもので、クアッド加入と関連付けることはできない」と話した。元外交部次官である趙太庸(チョ・テヨン)議員も(国民の力)も「(電話会談の性格が)祝賀の挨拶」だったとし、拡大解釈を警戒した。業務引継委員会関係者は「クアッド参加は可能性を残しておき、今後検討していく」と話した。
オーストラリアは韓国の伝統的友好国として過去にも当選者が初期に電話会談を行った国の一つだ。朴槿恵(パク・クネ)前大統領は当選から8日後にオーストラリア首相と電話会談を行った。補欠選挙の性格で行われた大統領選挙で当選した文在寅(ムン・ジェイン)大統領はすぐに就任し、大統領としてオーストラリア首相と電話会談を行っている。
尹氏は会談の中で「オーストラリアは韓国戦争(朝鮮戦争)当時1万7000人余りの若者が参戦した国で、韓国国民が深い連帯感を持っている。自由民主主義と市場経済の価値を共有するパートナーとして、今後さまざまな分野の実質協力を具体化することを希望する」と話したと尹氏のスポークスマンを務める金恩慧(キム・ウネ)氏が伝えた。
尹氏とモリソン首相はカーボンニュートラルや宇宙など先端分野に関連した協力、核心鉱物をはじめとする資源の安定したサプライチェーンの構築に関連した協力をさらに強化していくことで意見を一致させたという。
韓半島(朝鮮半島)問題に対しては、モリソン首相が「領域内の協力を強固にし、韓半島の平和と安定に寄与したい」と述べ、尹氏は「韓半島の自由と安定は妥協の対象になりえないというモリソン首相の発言に深く共感する」と答えたと金氏が伝えた。
この日、豪首相との電話会談は尹政権時の日米豪印戦略対話(QUAD=クアッド)参加の可能性も取り沙汰される中で注目された。特に尹氏は近くインドのナレンドラ・モディ首相とも電話会談を行う予定だが、その場合、クアッド4カ国の首脳と会談を行うことになるため、クアッド参加に向けた地ならし作業なのではないかという見方も出てきた。
だが、業務引継委員会外交安保分科幹事である金聖翰(キム・ソンハン)元外交部次官は「歓迎の意味合いが含まれる電話会談を行ったもので、クアッド加入と関連付けることはできない」と話した。元外交部次官である趙太庸(チョ・テヨン)議員も(国民の力)も「(電話会談の性格が)祝賀の挨拶」だったとし、拡大解釈を警戒した。業務引継委員会関係者は「クアッド参加は可能性を残しておき、今後検討していく」と話した。
オーストラリアは韓国の伝統的友好国として過去にも当選者が初期に電話会談を行った国の一つだ。朴槿恵(パク・クネ)前大統領は当選から8日後にオーストラリア首相と電話会談を行った。補欠選挙の性格で行われた大統領選挙で当選した文在寅(ムン・ジェイン)大統領はすぐに就任し、大統領としてオーストラリア首相と電話会談を行っている。
この記事を読んで…