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ロシア軍捕虜が涙の記者会見…「我々の罪に審判受ける」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「私はプーチン大統領にウクライナでのテロ行為をやめるべきだと言いたい。我々は戻れば彼に対抗して戦う」。

「我々が犯した罪、そして我々はすべて審判を受けることになる」。

「罪のない子どもたちまでが死亡した。平和な民間人の都市が破壊されている」。


ウクライナ政府が主催した記者会見で、ロシア軍の戦争捕虜が述べた言葉だ。ロシア空軍の操縦士の彼らは涙を流しながら「ウクライナ侵攻に反対する」とはっきりと述べた。

現地時間の15日、CNNやニューヨークポストによると、彼らはウクライナ政府が開いた記者会見およびCNNのインタビューでこのように語った。彼らはプーチン大統領が命令したウクライナ侵攻を「ぞっとする失敗」と認めた。

ゲルキン・セルゲイ・アレクセビッチ氏(34)は「我々の欺まん的な侵略について心から謝罪する」とし「私はすべてのロシア軍に言いたい。武器を下ろせと。そしてプーチン大統領はさらなる戦闘行為をやめるべきだと。爆撃して民間人を殺し、空襲を遂行するためにここに軍人を送るのをやめるべきだ」と促した。

別のロシア軍人のマキシム・チェルニク氏は「我々がどれほど大きな失敗を犯したのかを悟った。ぞっとしている」とし「これらすべてのことが正されなければいけない。どうにか改善されなければいけない。しかしそれは1年、数年、数十年、もしかすると数百年かかるかもしれない」と話した。

続いて「プーチン大統領がウクライナ侵攻を命令する前日に『秘密戦闘命令』を受けた」とし「プーチン大統領が『世界が理解していないウクライナのナチ説』を主張したが、ウクライナに到着してみるとナチはなかった。むしろ我々はここの人たちの良いところを見ている。ウクライナは我々に飲食品を提供し、治療も十分にした」と明らかにした。

こうした発言は、プーチン大統領がロシア軍にウクライナ侵攻を命令しながら「ナチと戦え」として「人道主義的名分」を強調したが、実情は全く違っていたという話と解釈される。さらに「プーチン大統領の行動は、少なくとも命令に対する結果で見ると間違いだ」とし「罪のない子どもたちが死亡している」と指摘した。

親子という2人のロシア軍戦争捕虜は「ナチとファシスト勢力がウクライナ市民を殺している」という話を聞いてウクライナのマリウポリに来ることになった、と説明した。親子は「当初に聞いた情報とは違い、民間人を殺したくないという考えで降伏した」とも語った。

匿名を求めた22歳のロシア軍は「指揮官に我々はここで何をしているのか尋ねた。(しかし実情を知っても)我々は背を向けて離れることができなかった。脱営兵を殺す部隊があるため」と暴露した。

ロシア偵察将校は「ロシアの軍人に言う。ここに来るな。ここの人々はみんな平和を望んでいる」とし「プーチン大統領に『ウクライナでのテロ行為をやめるべきだ』と言いたい。我々は戻れば彼に対抗する」と強調した。

一方、BBCによると、ウクライナのゼレンスキー大統領は最近のテレビ演説で「ロシアはチェチェン戦争(チェチェン独立派とロシア連邦およびロシアとの合併を希望するチェチェン勢力の間に発生した内戦)当時と比べ、ウクライナを侵攻しながら大きい損失を出した」と主張した。そして「ロシアの軍隊に降伏を促す」とし「降伏した軍人には人道的な待遇をする」と述べた。



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