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キムチに「太極マーク」…外国産→韓国産に化けることを防ぐ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

昨年、京畿道南揚州市(キョンギド・ナムヤンジュシ)のあるキムチ工場で韓国産材料でキムチを漬ける姿。[写真 大韓民国キムチ協会]

今後韓国産キムチには「大韓民国キムチ」という公式ブランドを表示することができるようになる。キムチに対する世界人の関心が高まっている中、外国市場で中国産キムチなどが韓国産に化けることを防ぐことができるものとみられる。

10日、大韓民国キムチ協会は「大韓民国キムチ」を世界各国に商標に登録する「国家名地理的表示制」の申請を本格的に推進すると明らかにした。地理的表示制とは、「宝城(ポソン)緑茶」「淳昌(スンチャン)伝統コチュジャン」のように特定商品の名声がその地域ならではの特性のために作られれば該当原産地の名前を商標権として認める制度だ。

キムチの中では「麗水(ヨス)突山カッキムチ(からし菜のキムチ)」が地理的表示商品に登録されている。さらに、韓国産キムチなら「韓国キムチ」認証マークをつけるということだ。今まで国家名地理的表示制を適用した商品は「高麗人参」だけだ。


韓国の伝統食品であるキムチに「大韓民国キムチ」という名前をあえてもう一度付ける理由は、単にキムチの原産地に対する信頼を高めることにとどまらない。最近、中国が自国の塩漬け野菜食品である「泡菜(パォツァイ)」をキムチの国際標準だと主張しているなか、キムチ業界と政府は地理的表示制が通じてキムチの宗主国が韓国という事実を全世界にもう一度発信するチャンスとして捉えている。

さらに、ブランドパワーを持つようになったキムチを前面に出してKフードの輸出競争力をさらに育てることもできる。昨年、キムチ輸出額は1億5990万ドル(約186億円)で、過去最高の実績を更新した。キムチ貿易収支も12年ぶりに黒字を達成した。昨年3月、中国で裸で白菜を塩漬けにする映像が公開された後、中国産キムチの輸入が減った影響もあるが、日本への輸出が前年より12.7%増え、米国は22.5%、欧州は24.9%増加するなど、世界各国への輸出が拡大した影響が大きかった。

「韓国キムチ」の認証を商用化するために現実的に越えるべき山もある。国家名地理的表示制を適用する商品は主な原料を国産材料に使う必要があるが、キムチ協会は「キムチ産業振興法」にしたがって該当キムチに最も多く使われた3つの主原料だけを国産で使っても登録を可能にする計画だ。

例えば、白菜のキムチの場合、ハクサイが主原料の約70%を占め、ダイコンは約10%、残りはニラ・からし菜・ネギなど薬味野菜と粉トウガラシなどが入る。キムチ協会のイ・ハヨン会長は「キムチに国家名地理的表示制を適用することでキムチ輸出会社も主原料の国産使用の割合を高めるだろう」と話した。



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