韓国の特殊鋼大手の世亜ベスチールが韓国企業としては初めて「使用済核燃料輸送保存容器（ＣＡＳＫ）」の完成品を米国に輸出する。

世亜ベスチールは２０１９年９月に米国放射性物質輸送保存企業「Ｏｒａｎｏ　ＴＮ」から受注した使用済核燃料輸送保存容器１７基のうち、まず３基を米国に供給すると７日、明らかにした。

使用済核燃料輸送保存容器は原発稼働時に使用した核燃料を安全に運搬および保存する容器で、原子力発電所の運営・維持管理だけでなく、発電所解体時にも安全に核燃料を処理するために必須の製品だ。


世亜ベスチールは「厳格な基準を求める米国原発市場で韓国の製作技術が認められたという意味」とし「今回の納品を通した安定した生産および供給経験を基に、国内外の原発解体市場の需要に積極的に対応することができるように拍車を加える」と強調した。