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【コラム】いま韓国にゼレンスキーほどの政治家はいるか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

先月17日、最前線を訪れて軍将兵を励ましているウクライナのゼレンスキー大統領。[写真 ウクライナ大統領室]

まるで内戦を彷彿させ、93日間延々と続いた2013年11月ウクライナ・キーウ(キエフ)のユーロマイダン(欧州広場)デモを扱ったドキュメンタリー『ウィンター・オン・ファイヤー: ウクライナ、自由への闘い』(2015)を今さら鑑賞した。警察特攻隊(ベルクト)や犯罪者出身の傭兵部隊でも足りず、自国民に向かって狙撃手まで配置した親ロシアのヤヌコビッチ政権の暴力的鎮圧に対抗して死を辞さない抵抗に出たウクライナの人々の姿にただ涙が出た。独立(1991年)してわずか20余年の新生独立国家として政治不安と外勢威嚇に苦しめられるウクライナの姿が、大韓民国の建国、そしてその後に続く戦争の傷などと重なって深く感情移入してしまったようだ。遠くにある東欧の国ではなく、私たちの過去と向き合った感じだったといおうか。

ドキュメンタリーを簡略に紹介するなら、国民との約束を破って欧州連合(EU)との貿易協定を無期延期したヤヌコビッチ大統領に反対する平和デモが血の飛び散る惨劇に変わってしまった後もウクライナの人々は広場に集まり続ける。当時デモ隊はこのように証言する。「逃げませんでした。命をかけて祖国のためにずっと戦いました」「木の盾だけ持って戦火の中へ飛び込みながらも、自分の行動がどれほど勇敢か分かりませんでした。死ぬかも知れないからと引き止められたら、死ぬために来たと答えました。より良い祖国を作るという信念で、降り注ぐ銃弾の中に喜んで飛び込びました」。それこそ老若男女、宗教を超越した愛国心の現場だった。私たちがその時期そうだったように。

125人の死亡者と65人の行方不明者という莫大な人命被害を出した流血デモに彼らが逃げずに逆に広場に集まった理由はたった2つ。自由、そして子どもたち。言い換えれば自由と未来だった。「自由のためなら死も怖くありません。自由は私たちのものであり権利です。ウクライナは自由世界の一員になるでしょう。奴隷になることは絶対になく、自由を満喫するでしょう」「子どもたちの未来のために死ぬ覚悟をしました。子どもがいない人々さえ」


2013年冬、このような気持ちで広場に集まった人々がロシアの無慈悲な侵攻を受けた今、同じ気持ちで銃を手に取っている。その時そうしたように、目の前の安全や利益のために適当に妥協するのではなく、子どもたちが自由を享受することができる未来を作るために恐怖を振り払い自ら戦場に飛び込んでいる。最近では2013年ユーロマイダン、さらに遠く2004年オレンジ革命の精神を継承してきたことになるが、現職大統領のリーダーシップが変曲点になったことだけは確かだ。

ゼレンスキー大統領はロシア暗殺組の投入が知らされた後も米国の脱出提案を拒否してウクライナに残り軍服を着て兵士を激励し、国民を一つにまとめた。また、欧州議会の画像演説で「ウクライナの子どもたちが生き続けるところを見たい。自由のために戦っている」という感動的な演説で欧州をはじめとする世界の人々の心を動かした。

その結果、支持率90%を超える自国民の圧倒的な支持はもちろんのこと、全欧州守護の象徴的人物になりつつある。ところでゼレンスキー大統領に対して、特に大韓民国執権勢力だけは冷淡を越えて嘲弄まではばからないからあきれる。「共に民主党」大統領候補から現政府の元・現職法務部長官らいわゆる進歩陣営の有力要人は戦争勃発直後からコメディアン出身という理由で侵略されたゼレンスキー大統領を軽蔑した。世界の平和を蹴り飛ばし、自国人をクラシック公演からサッカー競技、さらに数学オリンピック(五輪)に至るまで各種世界舞台から消したロシアのプーチンに対しては沈黙しながらだ。野党も国際的な恥さらしを演じた与党幹部の揚げ足取りだけに汲々としているから、残念なのはどちらも同じだ。

与野党を問わず、果たしてゼレンスキーのように暗殺の脅しにも、脱出提案を蹴って家族と共に祖国に残って最後まで戦う政治家や国家指導者が何人いるだろうか。そうなる前まではもちろん分からないが、過去の行動を見れば、残念なことに国民の大多数はおそらくこれといった期待はしないだろうと思う。実利や国益という大層なレトリックを掲げ、責任を回避する不明瞭な態度で結局名分と実利をすべて失う愚を冒すことがなければ幸いだと考えないだろうか。

大統領選挙まであと1週間も残っていない。重要な瞬間のたびに、目の前の利益ではなく大韓民国の子どもたちの未来のために選ぶべき政治家は誰なのか苦心して投票しなければならない。過去に私たちが体験したことと同じような悲劇を再びくり返してはいけないが、もし遠い将来、私たちの子どもが苦境に立たされた時、勇気を持って相対して戦い、世界の助けを引き出すことができることを願うばかりだ。

アン・ヘリ/論説委員



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