1日にウクライナに滞在中の中国人に銃撃を加え負傷させたのはロシアの軍人だったことが明らかになった。こうした事実は襲撃された当事者の妻が現在の僑民チャットルームに当時の状況とともに夫の負傷の写真を上げて知らされた。ロシア軍の銃撃を受けた当時、1歳の2人の子どもも一緒にいたことがわかり衝撃を与えている。だが当日の中国メディアの報道では銃を撃った者の国籍や所属など具体的な状況は省略された。現在中国メディアは被害者が誤認射撃を受けたが危機を克服したという事実だけを集中的に報道している。ロシアとの関係を考え中国があえて事実関係を隠しているという疑惑を受ける理由だ。
中国中央放送(CCTV)系列の「央視軍事」のウェイボーアカウントは1日午後8時58分にウクライナに滞在する中国人1人が銃撃され病院に運ばれたというニュースを伝えた。報道では現地留学生の話として、被害者が軍事物資を運んでいるものと誤認され撃たれたという点だけ強調した。被害者の性別や身元、あるいは事件の状況、銃を撃った者の所属や国籍など詳しい説明はなかった。続く複数のメディアの報道でもだれが銃撃をしたのかについては一言の言及もなかった。ただ現地中国大使館の迅速な対処があり現在被害者が危機を克服したという話だけ報道された。
実状は被害者の妻が上げた写真と投稿を通じて世に知らされた。被害者とされる男性の妻がウクライナ在住中国人のグループチャットで写真とともに当時の状況を伝えたためだ。対話内容によると、男性は首都キエフを離れウクライナ西部のリビウに向かっていたところ、待ち伏せしていたロシア軍の銃撃で腰を負傷し、現地の人たちの助けを受け病院に運ばれたという。彼女は夫の襲撃写真をチャットルームに上げ他の僑民に慎重な行動を呼び掛ける一方、自身が1歳の子ども2人と一緒にいたと明らかにした。このグループチャットのキャプチャー写真のほか、彼女がさらに詳しい状況を説明した個人メッセンジャー画面もウェイボーとツイッターを通じて広がり襲撃事件の顛末が世に知らされた。
しかしあきれたことはそれからに広がった。中国のネットユーザーの間で突然被害者が本当に中国国民かをめぐる論争が起きたのだ。中国の一部ネットユーザーは、被害者はどうせ海外国籍の華僑で中国政府は出る必要ないという主張をしたりもした。それだけではなくウクライナ人がロシア軍の服を着て偽装攻撃をしたという根拠のないうわさも広がり始めた。これを見かねて中国のある記者が火消しに出た。彼は被害者と同行していた人たちを取材し詳しい当時の状況を1日午後11時18分に自身の個人ウェイボーに上げた。
明らかになった内容を総合するとこうだ。1日午前10時ごろ、避難列車に乗り遅れて車2台で脱出した中国人留学生一行がタイヤ故障で道に止まって車の状態をチェックしているところだった。故障した車に乗った3人は運良く通りがかった現地ウクライナ人の車に乗って先に出発した。残りの一行が彼らの後についていこうとした時にロシアの軍服を着た軍人に3~5分ほど乱射された。この時車に乗っていた男性が車体を貫通した弾丸を腎臓に受けた。男性は病院に搬送され弾丸除去手術を受けた。残りの一行6人と子ども2人は避難所に退避した。記者は最後に彼らが全員中国のパスポートを持った中国国民であることを強調し、ネットユーザーによる「炎上」に対し一喝した。
この投稿に接した一部ネットユーザーはメディアに関連報道がほとんどなく、この事件に対する関心度が理由なく低いことに疑問を示したりもした。ロシア軍が攻撃したという事実を中国政府があえて隠しているのではないかとの疑いだった。実際に中国内の関連報道では依然としてロシア軍人に関連した言及はほとんど見つからない。1日に襲撃の知らせを聞いた中国の王毅外相はウクライナ外相との電話会談で、現地滞在中の中国国民の安全確保と撤収に必要な措置をしてほしいと頼んだ。だが今回の襲撃事件に対する詳しい立場は明らかにしていない状態だ。
中国中央放送(CCTV)系列の「央視軍事」のウェイボーアカウントは1日午後8時58分にウクライナに滞在する中国人1人が銃撃され病院に運ばれたというニュースを伝えた。報道では現地留学生の話として、被害者が軍事物資を運んでいるものと誤認され撃たれたという点だけ強調した。被害者の性別や身元、あるいは事件の状況、銃を撃った者の所属や国籍など詳しい説明はなかった。続く複数のメディアの報道でもだれが銃撃をしたのかについては一言の言及もなかった。ただ現地中国大使館の迅速な対処があり現在被害者が危機を克服したという話だけ報道された。
実状は被害者の妻が上げた写真と投稿を通じて世に知らされた。被害者とされる男性の妻がウクライナ在住中国人のグループチャットで写真とともに当時の状況を伝えたためだ。対話内容によると、男性は首都キエフを離れウクライナ西部のリビウに向かっていたところ、待ち伏せしていたロシア軍の銃撃で腰を負傷し、現地の人たちの助けを受け病院に運ばれたという。彼女は夫の襲撃写真をチャットルームに上げ他の僑民に慎重な行動を呼び掛ける一方、自身が1歳の子ども2人と一緒にいたと明らかにした。このグループチャットのキャプチャー写真のほか、彼女がさらに詳しい状況を説明した個人メッセンジャー画面もウェイボーとツイッターを通じて広がり襲撃事件の顛末が世に知らされた。
しかしあきれたことはそれからに広がった。中国のネットユーザーの間で突然被害者が本当に中国国民かをめぐる論争が起きたのだ。中国の一部ネットユーザーは、被害者はどうせ海外国籍の華僑で中国政府は出る必要ないという主張をしたりもした。それだけではなくウクライナ人がロシア軍の服を着て偽装攻撃をしたという根拠のないうわさも広がり始めた。これを見かねて中国のある記者が火消しに出た。彼は被害者と同行していた人たちを取材し詳しい当時の状況を1日午後11時18分に自身の個人ウェイボーに上げた。
明らかになった内容を総合するとこうだ。1日午前10時ごろ、避難列車に乗り遅れて車2台で脱出した中国人留学生一行がタイヤ故障で道に止まって車の状態をチェックしているところだった。故障した車に乗った3人は運良く通りがかった現地ウクライナ人の車に乗って先に出発した。残りの一行が彼らの後についていこうとした時にロシアの軍服を着た軍人に3~5分ほど乱射された。この時車に乗っていた男性が車体を貫通した弾丸を腎臓に受けた。男性は病院に搬送され弾丸除去手術を受けた。残りの一行6人と子ども2人は避難所に退避した。記者は最後に彼らが全員中国のパスポートを持った中国国民であることを強調し、ネットユーザーによる「炎上」に対し一喝した。
この投稿に接した一部ネットユーザーはメディアに関連報道がほとんどなく、この事件に対する関心度が理由なく低いことに疑問を示したりもした。ロシア軍が攻撃したという事実を中国政府があえて隠しているのではないかとの疑いだった。実際に中国内の関連報道では依然としてロシア軍人に関連した言及はほとんど見つからない。1日に襲撃の知らせを聞いた中国の王毅外相はウクライナ外相との電話会談で、現地滞在中の中国国民の安全確保と撤収に必要な措置をしてほしいと頼んだ。だが今回の襲撃事件に対する詳しい立場は明らかにしていない状態だ。
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