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韓国進歩学者「大統領候補は恥ずかしい…トランプ時代のように海外移民を望まないか心配」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓完相(ハン・ワンサン)ソウル大名誉教授(写真右から4人目)は2019年9月の南北首脳会談当時、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の随行団として平壌(ピョンヤン)を訪問した。 平壌写真共同取材団

--積弊清算が大統領選挙のイシューになった

「積弊勢力が自分が積弊勢力であることを気づかないほど(現政権が)積弊勢力を(まともに)清算しなかったのだ。だから(最大野党・国民の力の)尹錫悦(ユン・ソクヨル)候補が民主党をむしろ積弊勢力として清算すると話したのではないのか。積弊的遺産を持つ政党の人がそのようなことを言うのは積弊清算をまともにしていないからだ」

--次期大統領はどんな人であるべきか。


「韓国はもう民主主義が定着した政治先進国だ。社会的に経済的に先進国になり、文化的にも完全に成功している。もうこの水準にふさわしい大統領にならなければいけない。国民より浅はかな歴史意識と価値観を持つ人が大統領になればどれほど恥ずかしいことか。トランプ大統領の当選に羞恥心を感じた米国の人々がカナダに移民するといったが、韓国がそうならないか心配だ。今の候補の言葉を聞くと、与野党を問わず恥ずかしい。(誰がなろうと)メディアが木鐸の役割をしなければいけない」

--次期大統領がすべきことは何か。

「クリントンが『要は経済だ、愚か者』と言ったが、どの国でも暮らしの問題が国民には目の前の問題だ。(しかし)大統領になれば『歴史に残るのは平和だ、民族同士が争わないことだ』ということを知る。すべての大統領が密使まで送りながら南北関係を解決しようと努力した。この中で南北関係改善に本当の意志を持っている大統領は盧泰愚(ノ・テウ)大統領を除いてほとんどいなかったと思う。盧泰愚元大統領は将軍出身だが、南北関係を改善させ、むしろ私が仕えた金泳三大統領よりもはるかに実質的な措置を多く取った。李在明候補であれ尹錫悦候補であれ誰がなってもそうすべきとういことだ」

--文在寅大統領も韓半島平和プロセスを推進したが。

「2018年9月の平壌(ピョンヤン)訪問当時に同行した。北が望むものは安保理決議に抵触しない開城(ケソン)工業団地と金剛山(クムガンサン)観光の再開だった。我々の大統領が綾羅島(ヌンラド)5・1競技場で15万人の前で拍手を受けてきたため『すぐにするだろう』と考えたが、後に見るとワーキンググループ(作業部会)を作って実務者がした。これは大統領がすべきことだった。これ一つもできなければ何のためにあの人がいるかとも思った。本当に失望した」

--イルカ大統領がよいというが、米国だけでなく中国にも言うべきことは言わなければならない。

「いま中国は大国意識を持っている。習近平主席はトウ小平から学ぶべきだ。トウ小平が開かれた外交をする時、韜光養晦(才能や名声を表さずに待つという意味)を強調した。ところが習近平主席はそれを表そうとして対立が激化した。我々もそのような話を北京に行ってするべきだ。過度に大国意識を持つなと。中国、米国、ロシアに対して言うべきことは言わなければならない」

--李在明候補に話したいことは。

「普段から新聞を読みながらあの人は(城南市や京畿道など)ローカルイシューをナショナルイシューにする天才だと感じた。しかしこれは才能にすぎず、国家を経営するリーダーシップの本質はないとみる。ナショナルイシューをグローバルイシューにする知恵があるのか分からない。分断状況で強大国を毎日意識する文化を崩す勇気を持ってほしい」


韓国進歩学者「大統領候補は恥ずかしい…トランプ時代のように海外移民を望まないか心配」(1)

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