◆官営メディア「小さな摩擦で邪魔するな」
駐韓大使館だけが動いたのではない。環球時報は22日、「中韓両国は力を合わせて友好を増進しなければならない」と題する記事で「北京冬季五輪期間中、(韓中)両国ネットユーザーが伝統衣装や競技判定、選手村の食事などに対してそれぞれ違うことを話し、『小さな摩擦音』をくり返していた」と明らかにした。
続いて「歯も舌につく時があるように、隣人との間に葛藤や問題が生ずるのは仕方のないことだが、小さな摩擦音が両国友好協力を邪魔しないようにしなければならない」とし「両国メディアと国民、特に一部の1人メディアやネットユーザーもより理性的に考えて理解を深めなければならない」と主張した。
五輪関連の韓国側の問題提起と不公正に怒る国民的共感を何でもないことだと言って軽視するようなにも読むことができる。また「理性的」という表現は、現在の韓国の反応は非理性的であることを前提にしているようにも聞こえかねない。
記事はまた、12日に新華社通信が報じた韓国文化体育観光部の黄熙(ファン・ヒ)長官のインタビュー記事を引用して「黄長官が『ショートトラックなどの種目で中韓両国代表チームの競争関係は昔から存在し、今回の冬季五輪でも避けられなかった』と話したが、これは非常に道理に合う」と評価した。
◆ファンクラブ解体など影響も続々
五輪中に韓国で触発された反中感情は両国間の国民感情悪化を引き起こす兆しだ。韓国人気タレントのユ・ジェソクの中国ファンクラブ「ユ・ジェソク・ユニバース(劉在石宇宙)」は20日、微博で運営中断を宣言した。
これに先立ってユ・ジェソクは19日、韓国内のバラエティ番組で北京五輪ショートトラックの競技と関連して「あの日は(怒りを)持て余した」「とても腹が立った」などの発言をした事実が中国内に伝えられた直後だった。これに先立ち、11日タレントのハハの中国ファンクラブ「HAven」も運営中断を宣言した。ハハがタレントのチャン・ソンギュの五輪関連の否定的発言に「いいね」をしたという理由だった。
これらはもちろん該当ファンクラブ運営スタッフの自発的措置だが、一部では昨年9月に中国当局のインターネット浄化運動「清朗」の一環としてBTS(防弾少年団)やIU(アイユー)ら韓国芸能人の微博ファンサイトが大量に停止させた事件を連想させるという反応もある。
一方、米国ワシントン・ポスト(WP)は18日(現地時間)、「北京五輪が韓中葛藤に火をつけた」と題する記事を通じて「韓国の若年層は『公正』という核心価値が損なわれていることに対して怒っている」という専門家の分析を紹介して「五輪で深まった両国葛藤は偶然ではなく始まりにすぎない」という中国内の世論も伝えた。
底なしの中国のごり押し主張…五輪の反中感情に「小さな摩擦」「意図的に煽っている」(1)
駐韓大使館だけが動いたのではない。環球時報は22日、「中韓両国は力を合わせて友好を増進しなければならない」と題する記事で「北京冬季五輪期間中、(韓中)両国ネットユーザーが伝統衣装や競技判定、選手村の食事などに対してそれぞれ違うことを話し、『小さな摩擦音』をくり返していた」と明らかにした。
続いて「歯も舌につく時があるように、隣人との間に葛藤や問題が生ずるのは仕方のないことだが、小さな摩擦音が両国友好協力を邪魔しないようにしなければならない」とし「両国メディアと国民、特に一部の1人メディアやネットユーザーもより理性的に考えて理解を深めなければならない」と主張した。
五輪関連の韓国側の問題提起と不公正に怒る国民的共感を何でもないことだと言って軽視するようなにも読むことができる。また「理性的」という表現は、現在の韓国の反応は非理性的であることを前提にしているようにも聞こえかねない。
記事はまた、12日に新華社通信が報じた韓国文化体育観光部の黄熙(ファン・ヒ)長官のインタビュー記事を引用して「黄長官が『ショートトラックなどの種目で中韓両国代表チームの競争関係は昔から存在し、今回の冬季五輪でも避けられなかった』と話したが、これは非常に道理に合う」と評価した。
◆ファンクラブ解体など影響も続々
五輪中に韓国で触発された反中感情は両国間の国民感情悪化を引き起こす兆しだ。韓国人気タレントのユ・ジェソクの中国ファンクラブ「ユ・ジェソク・ユニバース(劉在石宇宙)」は20日、微博で運営中断を宣言した。
これに先立ってユ・ジェソクは19日、韓国内のバラエティ番組で北京五輪ショートトラックの競技と関連して「あの日は(怒りを)持て余した」「とても腹が立った」などの発言をした事実が中国内に伝えられた直後だった。これに先立ち、11日タレントのハハの中国ファンクラブ「HAven」も運営中断を宣言した。ハハがタレントのチャン・ソンギュの五輪関連の否定的発言に「いいね」をしたという理由だった。
これらはもちろん該当ファンクラブ運営スタッフの自発的措置だが、一部では昨年9月に中国当局のインターネット浄化運動「清朗」の一環としてBTS(防弾少年団)やIU(アイユー)ら韓国芸能人の微博ファンサイトが大量に停止させた事件を連想させるという反応もある。
一方、米国ワシントン・ポスト(WP)は18日(現地時間)、「北京五輪が韓中葛藤に火をつけた」と題する記事を通じて「韓国の若年層は『公正』という核心価値が損なわれていることに対して怒っている」という専門家の分析を紹介して「五輪で深まった両国葛藤は偶然ではなく始まりにすぎない」という中国内の世論も伝えた。
底なしの中国のごり押し主張…五輪の反中感情に「小さな摩擦」「意図的に煽っている」(1)
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