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国連北朝鮮人権報告者、「北朝鮮はファイザーなどのワクチン支援望んでいる」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
訪韓中のキンタナ国連北朝鮮人権状況特別報告者が18日に北朝鮮の人権問題などを協議するため野党議員と会った。

キンタナ報告者はこの日午後、国会議員会館で国会人権フォーラムとアジア人権議員連盟の主催で開かれた会議に参加した。

会議には国会人権フォーラム代表である野党「国民の力」の河泰慶(ハ・テギョン)議員と朴振(パク・チン)議員、趙太庸(チョ・テヨン)議員、脱北者の太永浩(テ・ヨンホ)議員、池成浩(チ・ソンホ)議員が参加した。


キンタナ報告者は会議で「国連は(北朝鮮の)人権現場でどのようなことが起きているのか、そして北朝鮮の国境封鎖で自由と関連した制約状況があるのかに対し多くの懸念を持っている」と話した。

また、「今回の訪韓は国連北朝鮮人権特別報告者として最後の訪韓。北朝鮮の人権関連のさまざまな情報を収集し、これを通じて3月の国連人権理事会と関連して準備する報告書を作成する予定」と話した。

その上で「みなさんが持っている大切な意見を傾聴し、国連に提言する事項があったり勧告事項があるならば聞きたい」とした。

河議員は「大統領選挙までいくらも残っておらず、3月に国連で再び北朝鮮人権決議案が提案されるだろうが、文在寅(ムン・ジェイン)政権は3年にわたり消極的で共同提案国に参加していない。われわれが大統領選挙で勝つことになれば今年からでも共同提案国として参加できるよう最善を尽くしたい」と明らかにした。

また「新政権が発足すれば南北対話や人権アジェンダを必ず含むことが北朝鮮のためにも良いと考える。北朝鮮が日の当たる場所に出てこられるよう人権問題でも普遍的な国際的な流れに従えるように促進する役割が必要だ」とした。

趙議員は「文在寅政権は北朝鮮人権に暗黒期を作った政権として記録されるだろう。これを反転させるために国際社会で北朝鮮に対する人権改善圧迫が必要だ」と強調した。

一方、河議員によると、キンタナ報告者は続く非公開懇談会で韓国政府が国連北朝鮮人権決議案に見せた態度に対し強く問題を提起をした。

また、キンタナ報告者は「北朝鮮政権による海洋水産部公務員殺害事件に対し韓国政府は遺族の知る権利を必ず尊重すべき」とし、「北朝鮮の反人道的犯罪に対する断罪」を強調したと河議員は伝えた。

合わせてキンタナ報告者は新型コロナワクチンの人道的支援と関連し、「北朝鮮当局がファイザー製とモデルナ製を望んでおり、2回目の接種まですべての接種手続きを完了できる量を一度に受け取ることを望んでいる」という内容を伝えた。



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