「フィギュアの女王」キム・ヨナ（３２）が４年間、フィギュアスケート解説委員を務めていない理由に改めて注目が集まっている。

キム・ヨナは２０１８年平昌（ピョンチャン）冬季オリンピック（五輪）に続き、２０２２年北京冬季五輪を前に主要放送局から解説委員のオファーがあったが、これを断った。

キム・ヨナの所属事務所オールザットスポーツは「２０１８年平昌冬季五輪の時と同様に解説委員のオファーがあったが、すべて断った。本人は解説委員をする計画を持っていない」とし「キム・ヨナは北京五輪の現場にも行かない予定だ。韓国で後輩たちを応援する計画だ」と伝えた。


キム・ヨナが解説委員を務めないのは後輩たちに対する愛情のためと伝えられた。２０１８年、日本のスポーツ専門紙スポーツ報知が韓国の放送関係者が「キム・ヨナは選手より自分が注目されるのを嫌がっている」と話したと報じた。

メディアは「主要放送局はキム・ヨナをフィギュアスケート解説委員に就かせようと競い合ったが、キム・ヨナは解説委員に関心がない。後輩たちを配慮するために断った」と説明した。

一方、フィギュア界の問題に沈黙を守ってきたキム・ヨナは、最近、カミラ・ワリエワ（１５、ロシアオリンピック委員会）のドーピング論争に対する所信を示した。

キム・ヨナは１４日、自身のインスタグラムに「ドーピング規定に違反したアスリートは競技に出場できない。この原則には例外があってはならない。すべての選手の努力と夢は公平で大切だ」という内容のコメントを英語で投稿した。