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<北京五輪>「友情に国境はない」…小平の不振に涙を流した李相花に日本も感動

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

過去の平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)当時の小平奈緒選手(左)と李相花(イ・サンファ)選手。[写真 平昌冬季五輪 インスタグラム]

北京でも続いた韓日スピードスケートスターの李相花(イ・サンファ)と小平奈緒の友情に日本も感動した。

読売新聞は14日、「李相花さんの涙に感動広がる…『友情に国境なんてない』」と題した記事で、前日の小平の不振に友人でこの種目2連覇の記録を持つ李相花が涙ぐんでいたことを伝えた。




2018年平昌(ピョンチャン)大会金メダリストの小平は前日、中国北京冬季オリンピック(五輪)スピードスケート女子500メートルで17位にとどまった。小平は競技が終わった後、「最初の1歩目で左足が引っかかってしまった。立て直せなくて、自分のスケートがどんどん遠くに離れていく感覚だった」と悔しさを吐露した。

この日、KBS(韓国放送公社)解説委員として競技を中継していた李相花は残念な結果に涙ぐみながら「王冠の重さに打ち勝つと思いましたが、心理的な重圧が本当に大きかったようです」として遺憾を表わした。

この日の競技後、李相花が競技場の片隅でハンカチで涙をふく姿が日本のテレビ中継に捕えられると、ツイッターなどSNSには2人の友情に対する賛辞があふれた。「いいな、友情。友情に国境なんてない!」「平昌オリンピックを思い出すなー。ほんと仲が良いんやね」「本当に小平さんと競い合った良きライバルだったんだなと改めて感じた」などだ。

サンケイスポーツやスポニチなど日本のスポーツメディアも4年前に金メダルを巡って争ったライバルである李相花が小平の競技を心から応援して涙ぐむ姿が感動を与えたと伝えた。

李相花と小平は高校生の時に韓日スポーツ親善交流で出会い、長い間友情を育んできた。李相花はさまざまなインタビューで「奈緒が最初に声をかけてくれた。奈緒は素晴らしい人格の持ち主で、配慮があり、勝負感覚も優れている」と絶賛している。

2人の友情が広く知られたのは平昌大会だった。当時女子500メートルで1位だった小平が2位で決勝線を通過した李相花に近付いて抱きしめながら慰める姿は見守る人々を感動させて平昌大会最高の名場面に選ばれた。

スピードスケート女子500メートルは李相花が2010年バンクーバーと2014年ソチで金メダルを首にかけて、2018年平昌では銀メダルを占めた種目だ。小平は平昌でこの種目初の金メダルを獲得した。

李相花は平昌五輪後に引退したが小平は股関節の痛みに苦しめられながらも北京五輪を準備してきた。小平はこの日の競技後「(相花が)今シーズン前半戦からずっとメールを送り続けてくれて、とても心強かった。『奈緒はスケートうまくいっているよ』『奈緒ならできるよ』という言葉を本当に何度も何度もかけてくれた」とし「相花が2連覇した時のようにはいかなかった」と話した。

小平は17日、平昌で2位だったスピードスケート女子1000メートルにも出場する。



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