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<韓国大統領選TV討論>ネガティブ乱打戦

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版

11日、毎経メディアセンターで大統領候補のテレビ討論が行われた。左から共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)候補、正義党の沈相ジョン(シム・サンジョン)候補、国民の党の安哲秀(アン・チョルス)候補、国民の力の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領選候補 [国会写真記者団]

公式選挙運動の開始を4日後に控えた11日に開催された2回目の韓国大統領候補テレビ討論で、与党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)候補と最大野党・国民の力の尹錫悦(ユン・ソクヨル)候補が大庄洞開発、配偶者不正、新天地イエス教会癒着、巫俗関連の疑惑に言及しながら「ネガティブ乱打戦」を繰り広げた。

この日、韓国記者協会の主催で毎経メディアセンターで午後8時から2時間15分ほど行われた討論で、尹候補は大庄洞開発疑惑で李候補に先制攻撃をかけた。尹候補は「大庄洞開発当時、賃貸住宅の敷地を韓国土地住宅公社(LH)に売りながら6.7%だけを賃貸住宅にしたが、李候補が普段から話している公正に反するのではないのか」とし「城南(ソンナム)市長在職当時には傘下の主要機関に市長職引き継ぎ委員の子どもが就職した」と攻撃した。

これに対し李候補は「大庄洞問題は賃貸住宅でなく新婚夫婦用の住宅など公共住宅に変わり、(就職特恵疑惑は)監査院の数回の監査があったが問題はなかった」とし「朴英洙(パク・ヨンス)元特別検察官の娘、郭尚道(クァク・サンド)元議員の息子が(火天大有資産管理から)金を受け取り、尹候補の父も(事業関係者に)家を売った。私は公益の還元を設計し、国民の力は背任を設計した」と逆攻勢を見せた。すると尹候補は「郭尚道元議員であれ朴英洙弁護士であれ、ここ(大庄洞事業)から出た8500億ウォン(約824億円)が誰の財布に隠されていてどこに使われたのか真相究明する必要がある」と再反論した。


李候補は尹候補の夫人・金建希(キム・ゴンヒ)氏のドイツモータース株価操作疑惑に関連し「尹候補の夫人が株価操作に関与しているという話があり、尹候補は2010年5月以降(株式)取引をしていないと話したが(そうではなかった)説明してほしい」と問いただした。これに対し尹候補は「大庄洞ゲートに比べて小さな事件だが、検察がより多くの人員を投入して捜査をし、問題は出ていない」と反論した。尹候補はまた、斗山建設のサッカー球団「城南FC」後援疑惑を取り上げ、「(李候補が)斗山建設所有の病院敷地3000坪を商業用途に変更し、城南FCが(斗山建設などから)165億ウォンの後援支援金を受けたが、その用途を明らかにすべきだ」と主張した。李候補は「30年前に病院の建設が中断され、見苦しく残っていたものを(商業用途に)変えて300億ウォン以上を還収した」とし「(後援支援金は)警察が資金追跡をすべてした」と反論した。

李候補は、尹候補が検察総長だった2020年2月、新型コロナ事態の初期に新天地イエス教会の家宅捜索を拒否するなど「巫俗疑惑」で逆攻勢をかけた。李候補は「『(新天地総会長の)イ・マンヒを刺激すれば霊媒なので被害を受ける』というコンジン法師の話を聞いて(尹候補が)家宅捜索をあきらめたという報道があった」とし「最近、新天地の教祖が『尹候補のおかげで救われたので借りを返さなければいけない』とし、選挙を助けるべきだという宣言もあった」と攻撃した。これに対し尹候補は「むやみに話す」として正面から対抗した。

この日の討論では、政界の核心争点である尹候補の「前政権積弊捜査」発言は大きく扱われなかった。ただ、李候補は「尹候補は自身を重用した大統領に対して公然と政治報復する意思を表した」と批判した。

一方、国民の党の権垠希(クォン・ウンヒ)院内代表はこの日、「安哲秀(アン・チョルス)候補は大統領選候補登録初日の13日に登録手続きを終える予定」と明らかにした。



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