2022北京冬季オリンピック(五輪)に参加しているロシア女子フィギュアスターのカミラ・ワリエワ(15)が禁止薬物「トリメタジジン」で陽性反応を示したことが分かったとロシアメディアが9日(現地時間)、報じた。
ワリエワは北京冬季五輪フィギュアスケート女子シングルの強力な優勝候補だ。ワリエワは男子選手にも難しいと言われている4回転ジャンプを自由自在に跳び、非ジャンプ課題も最高難度の完ぺきな滑りを見せる。4回転ジャンプを二度も成功させ、今回の団体戦女子シングルショートプログラムとフリープログラムにすべて出場して最高点をマークし、ロシアオリンピック委員会(ROC)の優勝を牽引(けんいん)した。
ロシア日刊紙コメルサントはこの日、「ワリエワのドーピングサンプルで問題が生じた。トリメタジジンが発見されたようだ」と伝えた。
有力メディアRBCも複数の独自消息筋を引用してワリエワのドーピングサンプルから検出された成分が狭心症治療剤であるトリメタジジンの可能性があると紹介した。
消息筋は「昨年12月に採取されたワリエワのドーピングサンプルからはいかなる麻薬成分も見つからなかった」としながら「トリメタジジンが少量で検出されたという話がある」と伝えた。
五輪関連のニュースを伝える英オンラインメディア「インサイド・ザ・ゲームズ」はこの日、ロシアが優勝した北京冬季五輪フィギュアスケート団体戦の公式授賞式が延期になった理由に関連し、「北京冬季五輪開幕前に実施されたドーピング検査で、ワリエワに問題が生じた」と報じた。
ロシアオリンピック委員会はワリエワのドーピング陽性反応報道に対して論評を拒否した。
露スポーツ専門紙「スポルト・エクスプレス」は「アンチドーピング規定違反疑惑を受けているワリエワ事件に対する決定がまだ下されていない」としながら、ワリエワがトリメタジジン陽性反応事件に関連して免責判定を受ける可能性があると伝えた。あわせてワリエワの免責が認められればロシアはフィギュアスケート団体戦金メダルを維持するだろうと展望した。
国際オリンピック委員会(IOC)は10日午後1時(現地時間)、この問題に対する公式声明を発表する予定だとメディアは伝えた。
ワリエワは当初、8日の授賞式で金メダルを首にかける予定だった。しかし「法的な問題」で授賞式が延期になった。マーク・アダムスIOC広報部長は「国際スケート連盟(ISU)と法的に議論中の突発事案」としながら詳しい説明を避けた。
インサイド・ザ・ゲームズはこれについて「ワリエワはドーピング禁止規定違反当時、満16歳になっていなかったため、世界アンチドーピング規約により(情報公開に関する)保護対象者となる」とし「このためドーピング違反に関する公開を先送りしている」と伝えた。
狭心症治療に使われるトリメタジジンは興奮剤としても使われる可能性があるという理由で、2014年からドーピング不法薬物リストに入った。少量のトリメタジジンは2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪に参加したロシア女子ボブスレー選手ナジェジダ・セルゲエワからも検出されて失格の原因になった。
中国水泳選手の孫楊は2014年5月に中国選手権大会期間に実施されたドーピングテストでトリメタジジン陽性反応が出て中国アンチドーピング機構(CHINADA)から3カ月の資格停止懲戒を受けたことがある。
ロシア国家代表選手は国号「Russia」の代わりに「ROC」という名称で北京五輪に参加している。ROCはロシアオリンピック委員会(Russia Olympic Committe)の略称だ。2014年ソチ大会当時、政府次元で主導したといわれている「国家主導ドーピングスキャンダル」に関連し、ロシアは懲戒を受けて「国家資格」で五輪に参加することができない。
ワリエワは北京冬季五輪フィギュアスケート女子シングルの強力な優勝候補だ。ワリエワは男子選手にも難しいと言われている4回転ジャンプを自由自在に跳び、非ジャンプ課題も最高難度の完ぺきな滑りを見せる。4回転ジャンプを二度も成功させ、今回の団体戦女子シングルショートプログラムとフリープログラムにすべて出場して最高点をマークし、ロシアオリンピック委員会(ROC)の優勝を牽引(けんいん)した。
ロシア日刊紙コメルサントはこの日、「ワリエワのドーピングサンプルで問題が生じた。トリメタジジンが発見されたようだ」と伝えた。
有力メディアRBCも複数の独自消息筋を引用してワリエワのドーピングサンプルから検出された成分が狭心症治療剤であるトリメタジジンの可能性があると紹介した。
消息筋は「昨年12月に採取されたワリエワのドーピングサンプルからはいかなる麻薬成分も見つからなかった」としながら「トリメタジジンが少量で検出されたという話がある」と伝えた。
五輪関連のニュースを伝える英オンラインメディア「インサイド・ザ・ゲームズ」はこの日、ロシアが優勝した北京冬季五輪フィギュアスケート団体戦の公式授賞式が延期になった理由に関連し、「北京冬季五輪開幕前に実施されたドーピング検査で、ワリエワに問題が生じた」と報じた。
ロシアオリンピック委員会はワリエワのドーピング陽性反応報道に対して論評を拒否した。
露スポーツ専門紙「スポルト・エクスプレス」は「アンチドーピング規定違反疑惑を受けているワリエワ事件に対する決定がまだ下されていない」としながら、ワリエワがトリメタジジン陽性反応事件に関連して免責判定を受ける可能性があると伝えた。あわせてワリエワの免責が認められればロシアはフィギュアスケート団体戦金メダルを維持するだろうと展望した。
国際オリンピック委員会(IOC)は10日午後1時(現地時間)、この問題に対する公式声明を発表する予定だとメディアは伝えた。
ワリエワは当初、8日の授賞式で金メダルを首にかける予定だった。しかし「法的な問題」で授賞式が延期になった。マーク・アダムスIOC広報部長は「国際スケート連盟(ISU)と法的に議論中の突発事案」としながら詳しい説明を避けた。
インサイド・ザ・ゲームズはこれについて「ワリエワはドーピング禁止規定違反当時、満16歳になっていなかったため、世界アンチドーピング規約により(情報公開に関する)保護対象者となる」とし「このためドーピング違反に関する公開を先送りしている」と伝えた。
狭心症治療に使われるトリメタジジンは興奮剤としても使われる可能性があるという理由で、2014年からドーピング不法薬物リストに入った。少量のトリメタジジンは2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪に参加したロシア女子ボブスレー選手ナジェジダ・セルゲエワからも検出されて失格の原因になった。
中国水泳選手の孫楊は2014年5月に中国選手権大会期間に実施されたドーピングテストでトリメタジジン陽性反応が出て中国アンチドーピング機構(CHINADA)から3カ月の資格停止懲戒を受けたことがある。
ロシア国家代表選手は国号「Russia」の代わりに「ROC」という名称で北京五輪に参加している。ROCはロシアオリンピック委員会(Russia Olympic Committe)の略称だ。2014年ソチ大会当時、政府次元で主導したといわれている「国家主導ドーピングスキャンダル」に関連し、ロシアは懲戒を受けて「国家資格」で五輪に参加することができない。
この記事を読んで…