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LGエナジー、電気自動車110万台分バッテリー安定確保…ドイツ企業と水酸化リチウム5年契約

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

独バルカンエナジー(左)とLGエナジーソリューション 写真=LGエナジーソリューション

LGエナジーソリューションが高容量電気自動車バッテリーの核心原料となる水酸化リチウムを安定的に確保することになった。

LGエナジーはドイツのバルカンエナジー(Vulcan Energy)と水酸化リチウム供給契約を締結したと31日、明らかにした。

LGエナジーは2025年から5年間に水酸化リチウム4万5000トンの供給を受ける。これは一度の充電で500キロ以上走行できる高性能電気自動車110万台分のバッテリーを製造できる量。


水酸化リチウムは陽極材の核心原料ニッケルと合成しやすく、高性能が要求される高容量電気自動車バッテリーの原料として使用される。

バッテリーのニッケル比率が高まるほどエネルギー密度が高まり、1回の充電での走行距離が増えるため、自動車業界では最近ハイニッケルバッテリーを選択する企業が増加している。

LGエナジーは今回の契約を受け、原材料サプライチェーン構築過程でESG(環境・社会・支配構造)競争力も確保することになった。

バルカンエナジーは地熱発電と水酸化リチウム生産事業を結びつけるプロジェクトに取り組むエネルギー・鉱物企業。地熱発電と関連した塩湖(Geothermal brine、リチウムを含む熱い地下水)からリチウムを直接抽出するDLE(Direct Lithium Extraction)工法を使用し、排熱をエネルギー源として活用するため、従来のリチウム生産企業より炭素排出量が少ない。

LGエナジーの関係者は「環境にやさしくリチウムを生産するバルカンエナジーとの契約で、原材料調達ルートの多角化だけでなくESG競争力強化という一石二鳥の効果を期待する」とし「予測不可能な供給不安要素が発生しても安定した原材料需給が可能になるようサプライチェーン体系を多角化していく」と述べた。



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