米戦略国際問題研究所(CSIS)韓国碩座のビクター・チャ氏は今月26日(現地時間)、米外交専門紙「フォーリン・ポリシー(FP)」に寄稿した「なぜ韓国大統領選挙が米国にとって重要なのか」と題する記事で「信頼できる消息筋から2021年3月クアッド首脳会議を控えて韓国が出席の提案を受けたが断ったと聞いた」と明らかにした。当時の会議はクアッド構成後に初めて開かれた最高級協議だった。チャ氏はまた「今年3月の韓国大統領選挙の結果によってクアッド参加推進など韓国の対外政策に大きな変化があるだろう」と展望した。具体的に「韓国の与党大統領候補はクアッド参加への可能性に対して沈黙していて、野党指導部は政権を取った場合、クアッド参加を直ちに推進すると公開的に明らかにしたと聞いた」という。
あわせて「韓国はメモリーチップ、電気バッテリーなど高需要商品関連の主要供給国」としながら「これほど重要な米国の同盟を(クアッド)連帯の外に置くなら、これは新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)ワクチン、次世代無線ネットワーク関連のサプライチェーン(供給網)、気候変化への努力に影響を与えるだろう」と付け加えた。