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オミクロン急増も…韓国政府「旧正月以降の社会的距離確保強化なし」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国政府は、ソル(旧正月)の連休が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)オミクロン株が拡散の分岐点になると予想しながらも、連休後に社会的距離を更に強化することなくオミクロンの流行を管理する方針だと明らかにした。

孫映莱(ソン・ヨンネ)保健福祉部中央事故収拾本部社会戦略班長は27日、バックブリーフィングでソル連休後の距離確保調整方針に関する質問に「できるだけ距離確保措置を強化しない方向で運営する予定」と答えた。

オミクロンの大流行が本格化し、同日0時基準の国内新規感染者は1万4518人で過去最多を記録した。


孫班長は「距離確保は高度な社会・経済的コストが発生する措置」とし「感染者が増えたからと言って距離確保をするわけではない。重症患者と志望者が増え、医療崩壊の状況が起こった時に社会・経済的被害を甘受して距離確保により感染者の規模を縮小させるもの」と説明した。

続けて「まだ状況をもう少し見なければならないが、感染者の急増が重症化率や医療システム稼働率に(危機的)状況までは行っていない」と診断した。

前日、金富謙(キム・ブギョム)首相も政府ソウル庁舎で主宰した新型コロナ中央災難安全対策本部会議兼安全状況点検会議で「今後は防疫の最優先目標は重症者や死亡者を減らすことに置く」と述べた。

青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)関係者も「今までは陽性確認者数を中心に状況を報告したが、今後は重症患者数と死亡者数、致命率、年齢別区分など報告体系に変更があると考える」と述べた。

孫班長は最近、感染者が急増したことから、社会的距離確保を強化しなければならないという要求が出ているとし、「防疫当局としては困惑している。2~3週間前には社会的距離確保と防疫パスを解除しなければならないという要求が大きかったが、双方とも性急なようだ」と述べた。

また、「感染者数だけでなく、重症患者数、医療体系の余力を総合的に検討して決定する」とし「調整案の発表時期は連休を経て確定したら案内する」とした。

私的な集まりの人数を最大6人に、食堂・カフェなどの営業時間を午後9時までに制限する現行の社会的距離確保は17日に始まり、来月6日に終了する。



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