ＮＡＶＥＲ（ネイバー）ウェブトゥーンとＢＴＳ（防弾少年団）のコラボレーションで関心を集めていた『７ＦＡＴＥＳ：ＣＨＡＫＨＯ』が１５日、ベールを脱いだ。

『７ＦＡＴＥＳ：ＣＨＡＫＨＯ』は近未来の都市を背景に朝鮮時代の虎専門狩猟部隊「捉虎甲士」と檀君神話の熊と虎の話を織り交ぜて再解釈した作品。

これはＮＡＶＥＲウェブトゥーンが推進するスーパーキャスティングキャンペーンの一環だ。スーパーキャスティングはグローバル規模で構築してきたＩＰ（知的財産）バリューチェーンを基に、世界的なエンターテインメント企業のＩＰをウェブトゥーンやウェブ小説として製作するプロジェクトだ。これに先立ち、昨年１０月（米国では昨年９月）から米国ＤＣコミックスとともに提携し、『Ｂａｔｍａｎ：　Ｗａｙｎｅ　Ｆａｍｉｌｙ　Ａｄｖｅｎｔｕｒｅｓ』を配信している。ＤＣコミックスはスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンなど有名キャラクターを保有した米国の出版社だ。


今回はＢＴＳの所属事務所ＨＹＢＥ（ハイブ）との協業だ。ＢＴＳの『７ＦＡＴＥＳ：ＣＨＡＫＨＯ』に続いて、１６日にはボーイズグループのＥＮＨＹＰＥＮ（エンハイプン）の『ＤＡＲＫ　ＭＯＯＮ：月の祭壇』、１７日にはＴＯＭＯＲＲＯＷ　Ｘ　ＴＯＧＥＴＨＥＲ（トゥモロー・バイ・トゥギャザー）の『星を追う少年』が次々とＮＡＶＥＲウェブトゥーンのグローバルサービスを通じて配信が始まる。

今回のプロジェクトが注目されるのは３つの理由のためだ。（１）Ｋ－ＰＯＰアイドルとのコラボレーション（２）ウェブトゥーン・ウェブ小説の同時進行（３）世界同時サービス。どれも新しいサービスであり、かなりの挑戦になる。７日、ＮＡＶＥＲのウェブトゥーンとウェブ小説事業を担当しているＩＰビジネスリーダーのイ・ヒユン氏に会ってさらに突っ込んだ話を聞いてみた。

－－『７ＦＡＴＥＳ：ＣＨＡＫＨＯはどんな作品か。

「身近な古典説話をベースにしている。あるとき熊族と虎族の戦争が起きるが、熊族は人間の形に進化する反面、虎族は結界が張られた空間に閉じ込められて１月１６日になると結界が解けて人間を捕まえて食べる。当時、熊族と虎族の間に混血が起きたが、この魂が７つに分かれて７人の英雄として生まれ変わり、虎族を阻止するという構成だ。もう少し韓国的な物語が世界で身近に受け入れられることを期待している」

－－Ｋ－ＰＯＰと協業するウェブトゥーンは初めてだ。過去のウェブトゥーンと違いは？

「Ｋ－ＰＯＰアーティストがウェブトゥーンに出演するという概念だ。『７ＦＡＴＥＳ：ＣＨＡＫＨＯ』はストーリーと企画があり、ＢＴＳの７人のメンバーはこの作品の出演俳優として交渉した。ウェブトゥーンに出演するのはやや新しい概念かもしれない。映画やドラマと同じだと考えてくれればいい。アーティストがウェブトゥーンに出演し、配役されて演技するという感じだ」


「ＢＴＳ出演ウェブトゥーン『７ＦＡＴＥＳ：ＣＨＡＫＨＯ』、我々も海外の反応が気になる」（２）