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世の中になかった声で…韓国のバーチャルヒューマン、K-POPも狙う

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ミュージシャンとしてデビューを控えたバーチャルヒューマン「レア」とミスティック・ストーリーのユン・ジョンシン代表プロデューサー。[写真 LGエレクトロニクス]

LGエレクトロニクスが作ったバーチャルヒューマン(仮想人間)「キム・レア(レア)」が有名マネジメント会社と手を握って歌手としてデビューする。レアは昨年から米国家電見本市(CES)などに登場して顔と名前を知らせた。

LGエレクトロニクスは自社の仮想インフルエンサーであるレアのミュージシャンデビューのため、先月エンターテインメント・コンテンツ企業「ミスティック・ストーリー」と業務協約を結んだと11日、明らかにした。ミスティック・ストーリーのユン・ジョンシン代表プロデューサーがレアの声と歌を制作することにした。レアは4日、LGエレクトロニクスがCES2022で公開した「LGワールドプレミアム」映像を通じてミュージックビデオのティーザーを公開したことがある。デビュー日程は決まっていない。

その間、バーチャルヒューマンは主に広告モデルのようにルックスが際立つ活動を主に行ってきた。LGエレクトロニクスとミスティック・ストーリーによると、レアはまだ声を出したことがない。今回のプロジェクトを進めながら、多数の人の声をもとに最適な音域を探して世の中にない新しい声を作るという目標だ。レアはインスタグラムで自身を直接曲を作って歌を歌う23歳のシンガーソングライター兼DJだと紹介する。実際、音楽は人工知能(AI)作曲システムが手掛け、ユン代表をはじめとするミスティック・ストーリーのプロデューサーがプロデューシングを引き受ける。


ミスティック・ストーリー関係者は「LGエレクトロニクスの技術力とレアというアーティストの限りない潜在力を見て作業することにした」として「ミスチックストーリーは音楽・映像・付加コンテンツを開発・制作してマネジメントとプロモーションを支援する予定」と話した。

バーチャルヒューマンの活動領域が広くなっている。広告モデルから始まってテレビショッピングのMC・アンカーなどにも進出中だ。レコード活動にも積極的だ。カカオエンターテインメントはネットマーブルF&Cの子会社であるメタバースエンターテインメントとともに仮想アイドルを披露する計画だ。ゲーム会社スマイルゲートはバーチャルリアリティ(VR)ゲームの主人公として制作した「ハン・ユア」の歌手デビューを準備中だ。

AIグラフィック専門企業「PULSE9」は昨年3月、11人組の仮想ガールズグループ「ETERN!TY」の一部のメンバーを初めて公開した。ETERN!TYは人の声を活用する。PULSE9関係者は「初めてミュージックビデオで海外ファンたちに技術的に残念な部分を指摘してもらったが、ますます良くなって最近では驚くべきだという反応を得ている」と話した。

国内で仮想歌手の歴史は今年で25年目だ。1998年サイバー歌手「アダム」がデビューして20万枚余りのアルバム販売を記録したが、技術と人材投入の限界で活動を続けることができなかった。

新韓(シンハン)ライフのCMに出演したバーチャルヒューマン「ロジ」を制作したサイダススタジオXは3月ごろ、新しいバーチャルヒューマンを紹介する予定で、仮想歌手などの色々なチームについて協議中だ。この会社のキム・ジンス理事は「バーチャルヒューマンのレコード活動において口の形を合わせて声を出すことは技術的に問題ない」とし「結局、どのような曲やパフォーマンスを披露するか、すなわち、コンテンツが大事だと考える」と話した。

大衆文化評論家のチョン・ドクヒョン氏も「音楽がカギ」と予想する。チョン氏は「かつてのサイバー歌手は人の声で歌ったが、完全にデジタルで作った声が大衆にアピールすることができるか疑問」とし「芸能産業は成功・失敗を予測しにくい分野で、レアが成功するかどうかを占うことは難しいが、もしも成功すれば歌謡界に大きな事件になるだろう」と話した。



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