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【中央時評】消えた民主共和国:デモ共和国の大韓民国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
上位10位の年度を見るとさらに驚く。盧泰愚・金泳三・金大中・盧武鉉時期は10位のうち一年もない。李明博政府から現在まで、陣営対決の悪化と代議機構の問題解決能力低下がどれほど深刻だったかをそのまま見せている。彼らは勝者一人占めを通じて保守共和国または進歩共和国、右派共和国または左派共和国を追求することには成功したかもしれないが、完全な民主共和国の達成には失敗した。

民主共和国に代わったのはデモ共和国だった。1~3位はすべて文在寅政府の時だ。回数も圧倒的だ。(1位2019年9万5266回を筆頭に、2位2020年、3位2018年)ろうそくデモが絶頂だった年よりもはるかに多い。衝撃だ。街頭のデモ対決・陣営対立がどの程度だったかを示している。朴槿恵政府は5・6・7・9位を、李明博政府は4・10位を記録した(8位は2017年)。

李明博・朴槿恵政府の時、ろうそくデモの中心スローガンは「大韓民国は民主共和国だ!」だった。陣営対決で民主共和国が道を見失ったためだ。筆者が弾劾事態以降、弾劾連帯を基盤に陣営を超越した立法連帯・政策連帯から始めて連合・連立・共同・統合政府を樹立し、民主共和国を実現しようと切実に繰り返していた理由だった。しかし、私たちが再び対面したものは半分の進歩共和国と最高の葛藤共和国・デモ共和国だった。


勝者一人占めではない、対話と妥協の民主共和国を実現しよう。そして市民をデモから解放し、安らかな日常へ送り返そう。今回の大統領選挙のこのように小さな候補たちは誰も連合・連立・共同・統合政府ではなくては、大権独占を通じてこのように成長した大韓民国を導くことができる能力と準備ができていない。陣営独占による保守共和国と進歩共和国、葛藤共和国とデモ共和国が延長されるだけだ。

連合・連立・共同・統合政府を通じての大権のない国を始めよう。民主共和国の最高理論等が究明したように、「権力独占と強硬抵抗」「陣営対立と最高葛藤」「勝者一人占めと国政断絶」はいつも一対となっている。権力独占は常に国を正面対立と最高葛藤の悪循環という「永遠の泥沼」で突き落とす。今回の大統領選挙で真の民主共和国を実現し、その限りない泥沼から抜け出そう。進歩-保守が共に80年と40年の重さと喜びに耐えよう。出発は諸悪の根源である勝者一人占めと権力独占、すなわち大統領選挙の撤廃だ。連合・共同・統合政府にこそ、民主共和国の道がある。

パク・ミョンニム/延世(ヨンセ)大学教授・政治学


【中央時評】消えた民主共和国:デモ共和国の大韓民国(1)

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