北朝鮮が「極超音速ミサイル発射成功」を主張した翌日、韓国軍当局がこれを否定する分析結果を出した。軍関係者は7日午後、北朝鮮が5日に慈江道(チャガンド)から東海(トンヘ、日本名・日本海)に発射したミサイルについて、「機動型の翼を付けた弾道ミサイルであり、北が主張した極超音速ミサイルではない」と明らかにした。
北朝鮮は発射翌日の6日、朝鮮中央通信を通じて「国防科学院は極超音速ミサイル試験発射を進行した」として「初期発射方位角から目標方位角に120キロを側面機動し、700キロに設定された標的に誤差なく命中した」と発表した。
軍当局はこれは北朝鮮の誇張だと判断した。軍関係者は「北が主張した射程距離や側面機動などの性能は誇張されている」とし「昨年9月に試験発射したのは極超音速滑空飛行体(HGV)だが、今回発射したのは一般的な弾道ミサイル」と説明した。
根拠は北朝鮮が公開したミサイル発射の写真で弾頭の形状などを分析した結果だ。今回発射したミサイルは弾頭部が円筒形で、極超音速ミサイルのように水平飛行できる形態でないということだ。
また軍が探知した北朝鮮ミサイルの最高速度はマッハ6水準だった。軍関連機関の関係者は「通常、極超音速ミサイルは全体飛行中の3分の2以上の区間で速度がマッハ5を超えるが、北が今回発射したミサイルは最高速度がマッハ6で、その後は速度がはるかに落ちたとみられる」と話した。マッハ5以上の飛行速度が一定時間維持されなかったということだ。
この関係者は「北の主張なら、(韓国軍が実戦配備した)射程距離800キロ・最高速度マッハ9の玄武(ヒョンム)2-C弾道ミサイルも極超音速ミサイルになる」とし、北朝鮮の主張を一蹴した。
軍当局が探知した今回のミサイルの飛行高度は50キロ以下だった。ただ、飛行距離について「北が主張する700キロには到達しなかった」と明らかにした。日本防衛省は「正常な弾道ミサイルの軌跡なら飛行距離は約500キロ」と分析した。
軍関連機関の関係者は「昨年9月に北が発射した極超音速滑空飛行体は速度がかなり遅い。これを4、5カ月以内に克服するのはかなり難しい」とし「極超音速ミサイルに関連して追加の技術進展は見られない」と話した。
政府は北朝鮮がなぜ偽りの情報を発表したのかを分析している。これに関連し軍関係者は「具体的な底意は分からないが、軍事的自信など国内向けのメッセージもあるとみている」と述べた。
北朝鮮は発射翌日の6日、朝鮮中央通信を通じて「国防科学院は極超音速ミサイル試験発射を進行した」として「初期発射方位角から目標方位角に120キロを側面機動し、700キロに設定された標的に誤差なく命中した」と発表した。
軍当局はこれは北朝鮮の誇張だと判断した。軍関係者は「北が主張した射程距離や側面機動などの性能は誇張されている」とし「昨年9月に試験発射したのは極超音速滑空飛行体(HGV)だが、今回発射したのは一般的な弾道ミサイル」と説明した。
根拠は北朝鮮が公開したミサイル発射の写真で弾頭の形状などを分析した結果だ。今回発射したミサイルは弾頭部が円筒形で、極超音速ミサイルのように水平飛行できる形態でないということだ。
また軍が探知した北朝鮮ミサイルの最高速度はマッハ6水準だった。軍関連機関の関係者は「通常、極超音速ミサイルは全体飛行中の3分の2以上の区間で速度がマッハ5を超えるが、北が今回発射したミサイルは最高速度がマッハ6で、その後は速度がはるかに落ちたとみられる」と話した。マッハ5以上の飛行速度が一定時間維持されなかったということだ。
この関係者は「北の主張なら、(韓国軍が実戦配備した)射程距離800キロ・最高速度マッハ9の玄武(ヒョンム)2-C弾道ミサイルも極超音速ミサイルになる」とし、北朝鮮の主張を一蹴した。
軍当局が探知した今回のミサイルの飛行高度は50キロ以下だった。ただ、飛行距離について「北が主張する700キロには到達しなかった」と明らかにした。日本防衛省は「正常な弾道ミサイルの軌跡なら飛行距離は約500キロ」と分析した。
軍関連機関の関係者は「昨年9月に北が発射した極超音速滑空飛行体は速度がかなり遅い。これを4、5カ月以内に克服するのはかなり難しい」とし「極超音速ミサイルに関連して追加の技術進展は見られない」と話した。
政府は北朝鮮がなぜ偽りの情報を発表したのかを分析している。これに関連し軍関係者は「具体的な底意は分からないが、軍事的自信など国内向けのメッセージもあるとみている」と述べた。
この記事を読んで…