二度折り畳むフォルダブルディスプレイ「フレックスS」[写真 サムスンディスプレイ]
韓副会長はオン・オフラインで行われたこの日の演説で「同行」と「共存」を話の糸口として挙げた。韓副会長は技術が志向すべき価値を「持続可能な未来」と定めた。また、「消費者が持続可能性を備えた製品を使用することで、より良い未来を作ることに賛同できる」と述べた。
韓副会長は「持続可能な日常」のためにサムスンが傾けてきた努力を詳しく紹介した。一例として、サムスン電子はテレビ・スマートフォンなど主要製品に対して英国のエコ認証機関カーボントラストで「炭素排出削減」認証を受けた。昨年、メモリ半導体5種が認証を受け、炭素排出量が70万トンほど減った。韓副会長は「今年、ディスプレイ製品の製造に昨年より30倍以上多くのリサイクルプラスチックを活用する」とし「2025年までにすべてのモバイル・家電製造時にリサイクル素材を使用する」と述べた。
昨年、量子ドットディスプレイ(QLED)製品に初めて適用した環境にやさしいソーラーセルリモコンは今年、テレビ新製品と生活家電製品群に拡大する。ソーラーセルリモコンは、太陽光の充電だけでなく、Wi-Fiルーターなどの無線周波数でも充電できる。これにより、1年間で2億個を超えるバッテリーの使用を減らすことができる。業種を超えた協力も強調した。韓副会長はこの日、アウトドアブランド「パタゴニア(Patagonia)」と共同でマイクロプラスチック排出削減のための技術開発に取り組むと述べた。製品間の接続性拡大のため、グローバル家電企業と協力し、「HCA(Home Connectivity Alliance、ホーム接続同盟)」を発足するという事実も公開した。HCAにはサムスン電子とGE(ゼネラル・エレクトリック)、ハイアール、エレクトロラックス、アルチェリク、トレインなどが参加する。韓副会長は「次世代が望む変化を成し遂げ、夢を現実にできるように技術を発展させ、革新を続けていく」という言葉で演説を終えた。
一方、この日、韓副会長とともにサムスン電子「フューチャー・ジェネレーション・ラボ」所属の20代の職員が登場し、新たなライフスタイルに合わせた新製品とサービスを紹介して注目を集めた。MZ世代をターゲットにした移動式スクリーン「ザ・フリースタイル」と、一層臨場感のあるゲームを楽しめる「ゲーミング・ハブ」、ゲーム専用ディスプレイ「オデッセイ・アーク」などが代表的だ。
この記事を読んで…