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一日21万人陽性の英国、逆に防疫緩和…「オミクロン拡散防げない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
英国政府が海外から入国する新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)ワクチン接種完了者と無症状の感染者に対するPCR検査のルールを緩和することにした。

5日(現地時間)、BBCなどによると、ボリス・ジョンソン英首相が同日、議会で声明を通じてワクチン接種完了者と18歳未満に対してイングランド入国時にPCR検査を要求しないと発表した。変更されたルールは7日午前4時から適用される。到着後はPCR検査の代わりに迅速に抗原検査のみ受ければ良く、検査結果が出るまで自己隔離をする必要もない。

現行のルールは、満12歳以上のすべての旅行者が英国に来る2日前に実施したPCR検査で陰性の結果を受けたという証拠を提示しなければならない。また、英国到着後、2日以内に費用を負担してPCR検査を受け、結果を待っている間、自己隔離しなければならない。


同時に、無症状の新型コロナ感染者に対する検査の規定も緩和される。英国保健安全保障庁(UKHSA)は、11日から無症状の感染者はPCR検査の結果を提出する必要がないと発表した。代わりに、無症状者は迅速に自己検査結果をオンラインで報告し、直ちに自己隔離に入らなければならない。その後、6日目と7日目にそれぞれ迅速に追加の自己検査を実施後、いずれも陰性の結果が出れば、自己隔離を終了することができる。必須の自己隔離期間が陽性判定を受けてから7日間だからだ。

これまで、英国では無症状でも結果を再確認するためにPCR検査を要求していた。AP通信は、PCR検査の代わりに迅速な自己検査を行うようになれば、無症状者の自己隔離期間が事実上、短縮されるとの見方を示した。PCR検査後に結果が出るまで待つ時間が短縮されるためだ。

今回の措置は逆説的に英国の一日の感染者数が20万人を超えた状況で実施された。英国では4日、21万8000人余りが感染し、一日の感染者数の最多を記録した。先週、英国で25人に1人がウイルスに感染したというデータも出た。英国最高の医療保健責任者、クリス・ウィッティー博士は「英国が20万人以上の新たな陽性事例を記録したにもかかわらず、新型コロナの死亡率は急増していない」と述べた。ジョンソン首相はこの日の記者会見で「我が国を再び閉鎖しない」と述べた。

今回の措置には、航空会社の意見も反映されたものとみられる。英国最大の旅行代理店グループ「アドバンテージ旅行パートナーシップ(Advantage Travel Partnership)」の最高経営者(CEO)は「すでにオミクロン拡散により被害は発生しており、厳しい規定がオミクロン拡散にほとんど影響を及ぼすことができなかったことが分かった」とし「それなのに、数十万人の英国旅行者が高額なPCR検査を受けるなど旅行のストレスが追加された」という意見を英国政府に出した。



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