◆昨年の交通・犯罪・自殺死亡105人減少
「コロナのパラドックス」だろうか。昨年、交通事故や犯罪、自殺による死亡者数が前年より5%ほど減ったことが分かった。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)により社会活動が減少したことが原因の1つと解釈される。一方、感染症による死亡者数は新型コロナの影響で前年比30%以上大きく増加した。
韓国行政安全部は9日、昨年の統計を基準に6分野に分けて全国地方自治体の安全水準を示す2021年地域安全指数を発表した。これによると、全死亡者数は2万2989人だった。前年比105人(0.45%)減少した数字だ。その中でも交通・犯罪・自殺分野は1万7350人から1万6439人に大きく減ったことが分かった。
特に昨年、交通事故死亡者は2858人で、前年(3143人)の9.1%に当たる285人が減った。歩行中に車とぶつかったり、事故に遭って死亡した人数は減少幅が最も大きく、15.9%(1255人→1056人)が減少した。2019年に全国に9026台だった交通断続CCTV(監視カメラ)の数が昨年1万2606台に大きく増え、死亡者数を減少させたものとみられる。
犯罪分野では、5大犯罪による死亡者数が前年比5.4%(22人)減った。犯罪発生件数も同期間49万4191件から46万2290件に6.5%減った。行安部関係者は「新型コロナによる社会活動の減少と福祉死角地帯の脆弱層支援、CCTV統合管制センターの拡大などが主な原因と見られる」と述べた。
「自殺共和国」という汚名がつくほど慢性的な問題として指摘されてきた自殺も、前年比4.4%(606人)減ったことが分かった。特に35歳以上の全年齢層の自殺率減少(平均9.4%)が目立った。これも新型コロナによる社会活動の減少と精神健康キャンペーンなどが原因とみられる。「国家的災害時期には国民の団結と社会的緊張により自殺による死亡が減少傾向を示す」と行安部は説明した。
◆感染症による死亡806人増…火災も73人増加
交通事故や犯罪、自殺分野とは異なり、火災、生活安全、感染症分野は死者が6550人で、2019年の5744人より806人増えた。特に火災分野は京畿道利川(キョンギド・イチョン)や龍仁(ヨンイン)物流センター火災など大型火災が発生し、前年比73人(26.3%)の死亡者が出た。生活安全分野の死亡者は前年比2.1%(69人)増えた。
新型コロナにより感染症分野の死亡者は2774人で、前年の2110人に比べ31.5%(664人)と大幅に増加した。人口密集度の高い広域市と大都市圏で前年に比べて36%増加したことが主要な原因と分析された。法定感染症のうち死亡者で最も多くの割合を占める結核による死亡者数は、同期間15.8%(1610人→1356人)減った。
地域安全指数は17の広域自治体の6分野の安全指数を計量化し、合計5等級に分ける。1等級は相対的に安全という意味だ。今回の分析結果、特別市・広域市(8カ所)ではソウルが交通事故・火災・生活安全分野で、世宗(セジョン)が犯罪・自殺・感染症分野で1等級を受けた。道(9カ所)単位では、京畿道が交通事故・火災・生活安全・自殺分野で、慶尚北道(キョンサンブクド)は犯罪分野で、慶尚南道は感染症分野でそれぞれ1等級を達成したことが分かった。
イ・スンウ行政安全部災害安全管理本部長は「安全指数の分析結果、新型コロナなどの問題にも、前年比安全事故死亡者が105人減少したのは政府政策、自治団体努力、国民の積極的な参加による結果」とし「安全な地域社会を作っていくためには政府はもちろん、自治体レベルの一層積極的な関心と努力が必要」と述べた。
「コロナのパラドックス」だろうか。昨年、交通事故や犯罪、自殺による死亡者数が前年より5%ほど減ったことが分かった。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)により社会活動が減少したことが原因の1つと解釈される。一方、感染症による死亡者数は新型コロナの影響で前年比30%以上大きく増加した。
韓国行政安全部は9日、昨年の統計を基準に6分野に分けて全国地方自治体の安全水準を示す2021年地域安全指数を発表した。これによると、全死亡者数は2万2989人だった。前年比105人(0.45%)減少した数字だ。その中でも交通・犯罪・自殺分野は1万7350人から1万6439人に大きく減ったことが分かった。
特に昨年、交通事故死亡者は2858人で、前年(3143人)の9.1%に当たる285人が減った。歩行中に車とぶつかったり、事故に遭って死亡した人数は減少幅が最も大きく、15.9%(1255人→1056人)が減少した。2019年に全国に9026台だった交通断続CCTV(監視カメラ)の数が昨年1万2606台に大きく増え、死亡者数を減少させたものとみられる。
犯罪分野では、5大犯罪による死亡者数が前年比5.4%(22人)減った。犯罪発生件数も同期間49万4191件から46万2290件に6.5%減った。行安部関係者は「新型コロナによる社会活動の減少と福祉死角地帯の脆弱層支援、CCTV統合管制センターの拡大などが主な原因と見られる」と述べた。
「自殺共和国」という汚名がつくほど慢性的な問題として指摘されてきた自殺も、前年比4.4%(606人)減ったことが分かった。特に35歳以上の全年齢層の自殺率減少(平均9.4%)が目立った。これも新型コロナによる社会活動の減少と精神健康キャンペーンなどが原因とみられる。「国家的災害時期には国民の団結と社会的緊張により自殺による死亡が減少傾向を示す」と行安部は説明した。
◆感染症による死亡806人増…火災も73人増加
交通事故や犯罪、自殺分野とは異なり、火災、生活安全、感染症分野は死者が6550人で、2019年の5744人より806人増えた。特に火災分野は京畿道利川(キョンギド・イチョン)や龍仁(ヨンイン)物流センター火災など大型火災が発生し、前年比73人(26.3%)の死亡者が出た。生活安全分野の死亡者は前年比2.1%(69人)増えた。
新型コロナにより感染症分野の死亡者は2774人で、前年の2110人に比べ31.5%(664人)と大幅に増加した。人口密集度の高い広域市と大都市圏で前年に比べて36%増加したことが主要な原因と分析された。法定感染症のうち死亡者で最も多くの割合を占める結核による死亡者数は、同期間15.8%(1610人→1356人)減った。
地域安全指数は17の広域自治体の6分野の安全指数を計量化し、合計5等級に分ける。1等級は相対的に安全という意味だ。今回の分析結果、特別市・広域市(8カ所)ではソウルが交通事故・火災・生活安全分野で、世宗(セジョン)が犯罪・自殺・感染症分野で1等級を受けた。道(9カ所)単位では、京畿道が交通事故・火災・生活安全・自殺分野で、慶尚北道(キョンサンブクド)は犯罪分野で、慶尚南道は感染症分野でそれぞれ1等級を達成したことが分かった。
イ・スンウ行政安全部災害安全管理本部長は「安全指数の分析結果、新型コロナなどの問題にも、前年比安全事故死亡者が105人減少したのは政府政策、自治団体努力、国民の積極的な参加による結果」とし「安全な地域社会を作っていくためには政府はもちろん、自治体レベルの一層積極的な関心と努力が必要」と述べた。
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