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韓国、1カ月間でコロナ死亡者1000人超えて病床待機1000人迫る(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◆安山(アンサン)中学生オミクロン株感染…中央防疫対策本部「教会発4次感染まで確認」

2週間前と先週の医療対応力に対する感染者発生比率を比較すると、全国は70.0%から87.8%に、首都圏は89.5%から111.2%にそれぞれ急増した。中央防疫対策本部疫学調査分析団のイ・サンウォン団長は「首都圏では重症患者の発生対応能力が最大を超えたという意味」と説明した。

病床をすぐに割り当ててもらえず、一日以上待機する首都圏地域の患者は6日基準で982人と、1000人に迫る勢いだ。このうち4日以上待機している人は309人にのぼる。待機者の半分以上(55.7%、547人)は70歳以上の高齢者で、44.3%(435人)は基底疾患者だ。最近5週間で病床の配当を待ちながら亡くなった感染者は29人となる。今後、重篤患者がさらに増えて死亡者も続出する恐れがあると懸念している。


一方、韓国内のオミクロン株感染者は一日で倍の24人に増えた。ナイジェリアから入国した40代牧師夫婦が1日(コロナ感染は先月25日)に陽性が確認されてから5日後のことだ。現在、感染者と疫学的関連性がある事例は10件で、密接接触者は600人余りまで増えたことが調査で分かった。地域社会内4次感染まで発生したとみられる。

この日中央防疫対策本部が出した「オミクロン株関連事例現況」資料によると、この日0時基準でオミクロン株感染者は24人だ。前日比12人増えた。このうち10人は仁川弥鄒忽区(インチョン・ミチュホルグ)の教会関連者だ。残り2人は南アフリカに渡航歴がある海外入国感染者だ。

オミクロン株が急速に拡大するのは仁川弥鄒忽区教会発のN次感染が続いているからだ。24人の感染者のうち18人が国内感染(6人海外流入)だが、すべて40代牧師夫婦あるいは弥鄒忽区にある教会に関連している。感染者のうち1人は忠清北道鎮川邑(チュンチョンブクド・ジンチョンウプ)在住の70代外国人で、非首都圏の感染者は初めてだ。中央防疫対策本部疫学調査チームのパク・ヨンジュン・チーム長は「すでに地域社会内で4次感染まで確認された」と説明した。40代牧師夫婦を皮切りにその家族や知人が2次感染、2次感染者が出席した礼拝などで3次感染、教会で感染した人の家族による4次感染などだ。

この日、京畿道(キョンギド)安山市が、仁川教会の礼拝に出席した中学生がオミクロン株に感染したと発表し、全国拡大に対する懸念も大きくなった。感染の具体的な過程は明らかになっていないが、教会内の小規模な集まり等を通して広がった可能性が大きいとみられている。翰林(ハンリム)大学聖心(ソンシム)病院呼吸器内科の鄭ギ碩(チョン・ギソク)教授は「マスク着用など防疫規則を守って礼拝堂で礼拝だけしていたとすればここまで広がらなかった」としながら「まだ明らかになっていない小規模の集まりなど“隙間”が明らかにあったはずだ」と述べた。


韓国、1カ月間でコロナ死亡者1000人超えて病床待機1000人迫る(1)

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