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真珠湾攻撃80周年…韓国軍が肝に銘じるべき日米の2つの失敗(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

1940年10月30日、ハワイ・真珠湾の米海軍基地の航空写真。[写真 米海軍]

先月30日にフィリピン海で開かれた年次多国籍合同海上演習「ANNUALEX」が終わった。日本の海上自衛隊が主管するこの演習には米国、オーストラリア、カナダ、ドイツの海軍が参加した。米海軍は原子力空母「カールビンソン」まで動員した。

このように米国と日本は最近合同演習を頻繁に行っている。海上と空中だけでなく上陸演習までともにする。

インド太平洋地域で米国の第1軍事同盟国はもともと韓国だった。だが最近の米軍海外ニュースには日本との合同演習ばかり出ている。インド太平洋地域で米国の最大の脅威が北朝鮮ではなく中国に変わり、日本の役割がさらに大きくなったためだ。北朝鮮の非核化交渉過程で韓米合同演習を小規模(大隊級以下)で行っている影響でもある。


最高の相性の日米関係を見せる写真がある。トランプ米大統領(当時)が2019年5月28日に専用ヘリコプターの「マリンワン」に乗って神奈川県の横須賀基地に停泊する日本の海上自衛隊の艦船「かが」に行った。

「かが」はヘリコプター護衛艦だ。しかし広い甲板を備え空母として使える。日本は2018年に「かが」を軽空母に改造すると発表した。

当時トランプ大統領は安倍晋三首相を横に立たせ「日米同盟は前例がないほど強くなり、私たちが『かが』にともに立っていることがその証拠」と声を高めた。「かが」では米海軍と日本の海上自衛隊の500人ほどがトランプ大統領の発言に手を叩いて歓声を上げた。

◇80年前の悪縁の船に上がったトランプ大統領

ところで「かが」は米国との悪縁がある船だ。現在軽空母改造を控えた「かが」は2代目だ。 初代の「加賀」は大日本帝国海軍の空母だった。そして80年前の1941年12月7日に日本がハワイ・真珠湾の米軍基地を攻撃する時に先鋒に立った。

真珠湾は第2次世界大戦前に米国が太平洋の核心基地としていた。米本土西側のカリフォルニアにあった艦隊をハワイまで持ってきた。当時の主敵である日本を牽制するためだった。

そのため日本は米国と戦争をする場合に目の上のたんこぶとなる真珠湾を先に叩こうとした。米国が日本軍のインドシナ進駐に対抗し石油と鉄鋼の輸出禁止というカードを持ち出し、日本は開戦を決めた。石油と鉄鋼は日本に必須の戦略物資であるためだ。

日本の攻撃に米海軍の戦闘艦12隻が沈没したり損害を受け、米陸軍と海軍の軍用機188機が破壊された。軍人2335人と民間人68人が死亡した。物質的被害を受けたという心理的衝撃がもっと大きかった。真珠湾攻撃後に第2次世界大戦に飛び込んだ米国は「真珠湾を忘れない(リメンバー・パールハーバー)」というスローガンで国民の戦意をあおった。

◇日本の奇襲にやられた米国

2019年公開の映画『ミッドウェイ』で描かれたように米国は座視していてやられた。空き巣に入るのと変わらなかった。攻撃日は日曜日だった。ハワイを守る米陸軍と海軍は一部を除いて休息を楽しんでいた。

日本は米国に宣戦布告する前に攻撃した。日本は空襲が始まって1時間が過ぎてから宣戦布告文を米国に伝えた。当時在米日本大使館で本国から来た暗号電文を解読しこれをタイピングするのに時間がかかったためだった。

12月7日午前6時。「加賀」を含む6隻の空母から第1次攻撃隊183機が離陸した。米軍は最初は演習だと考えていた。米陸軍は海軍が、米海軍は陸軍が通知なく演習しているものと互いに考えた。そのため「真珠湾が空襲された、これは演習ではない」という緊急交信が出たりもした。

米軍はハワイの人口の30%に上った日系移民者を懸念し、軍用機を格納庫から出して飛行場の真ん中に集めておいた。守りやすいという理由だった。しかし結局日本の良いえじきになってしまった。

第2次攻撃隊167機が続けて真珠湾を爆撃した。しかし今度は米軍も反撃した。軍用機と戦闘艦は基地を抜け出した。日本の攻撃隊の被害もあった。


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