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ソウルの病床使用率74.8%…韓国政府「非常計画は検討しない」

ⓒ 中央日報日本語版
ソウルの重症患者病床稼動率が段階的日常回復(ウィズコロナ)が中断される非常計画(サーキットブレーカー)の基準となる75%に迫っていることがわかった。

ソウル市が11日に明らかにしたところによると、前日基準で首都圏の感染症専従病院の病床稼動率は74.9%で、ソウル市の感染症専従病院は22カ所2160病床のうち使用中は1604病床で稼動率は74.3%だ。

ソウル市の重症患者専従治療病床は345病床のうち使用中は258病床で稼動率は74.8%、入院可能な病床は87病床だ。


韓国政府は「重症患者病床稼動率75%」をサーキットブレーカーの発令基準として提示している。これを受け、保健当局は首都圏だけでサーキットブレーカー発令を検討しているという。

しかし韓国中央事故収拾本部社会戦略班の孫映莱(ソン・ヨンレ)班長は11日の会見で「非常計画を議論する状況ではない。一部で非常計画の必要性を提起する部分があるが、まだ早い」と強調した。

ソン班長は「段階的日常回復体制では感染者と重症患者の増加は必然的。現在のこの程度の推移ならば韓国の医療体系で対応可能で見守る必要あるという判断」と話した。

ソン班長は首都圏にだけ非常計画を発動する可能性に対し、「非常計画を部分的に実施する考えはない」と一蹴し、「まだ日常回復措置を調整するほどの状況ではないとみてもう少し推移を見守りたいという立場」と明らかにした。

彼は「段階的日常回復改編後に流行規模と重症患者、病床稼動率の増加は予想した状況なのでいまから防疫措置強化などの調整をするよりは増加速度を見て医療体系状況を判断しなければならない」と説明した。



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