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教皇の「訪朝約束」強調する韓国大統領府…教皇庁の報道資料には関連言及なく

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)出席のためにイタリア・ローマを訪問中の韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領がフランシスコ教皇に会って北朝鮮訪問を再び提案した。コロナ禍以降、多くない対面首脳外交の機会を「教皇訪朝」に集中する雰囲気だ。

文大統領は先月29日、バチカン(ローマ法王庁)でフランシスコ教皇と会談して「教皇が北朝鮮を訪問してくださるならば韓半島(朝鮮半島)平和のモメンタムになる」としながら「韓国人が大きな期待を寄せている」と話したと青瓦台(チョンワデ、大統領府)の朴ギョン美(パク・ギョンミ)報道官が明らかにした。これに対してフランシスコ教皇は「皆さんは同じ言語を使う兄弟」とし「北朝鮮から招待状が来れば、平和のために、皆さんを助けるために喜んで(北朝鮮に)行くことができる」と答えた。

翌30日には文大統領がジョー・バイデン米国大統領に会ってフランシスコ教皇に訪朝を要請した事実を直接説明したと青瓦台は伝えた。ローマ・ヌーボラコンベンションセンターで開かれたG20サミット公式歓迎式に先立ちバイデン大統領と会い、「(教皇が)韓半島の平和のために祈り、招待を受ければ北朝鮮を訪問すると述べた」と伝えたということだ。


これに対してバイデン大統領は「うれしい便り」としながら「(韓半島問題の解決に向けて)進展を成し遂げている」と答えたと青瓦台は明らかにした。バイデン大統領がフランシスコ教皇の訪朝を支持したようにも聞こえる部分だ。

だが、文大統領とバイデン大統領は2~3分間「遭遇」しただけで、通訳などを考慮すれば行事場所で立ったまま短く挨拶の言葉などの話を交わしたことにすぎないが、書面ブリーフィングまで出したのは行き過ぎではないかという声もある。ホワイトハウスは該当の「遭遇」に対して報道資料を出していない。また教皇庁公報室は文大統領とフランシスコ教皇の会談関連の報道資料を出したが、訪朝関連の内容には言及していない。



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