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文大統領、イタリア・英国・ハンガリー歴訪…教皇「北朝鮮訪問」言及に注目

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が5月21日午後(現地時間)、米国ワシントンのホワイトハウス・オーバルオフィス野外テラスでジョー・バイデン大統領と昼食を兼ねた単独会談を行っている。[写真 ジョー・バイデン大統領 SNS キャプチャー]

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は28日午前、イタリア・ローマで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)出席などのために出国した。

文大統領の今回の歴訪は7泊9日の日程で、歴訪期間にはG20サミット出席に続き、英国グラスゴーで開かれる第26回気候変動枠組条約締約国会議(COP26)出席とハンガリー国賓訪問日程をあわせて消化する予定だ。

文大統領は29日(以下、現地時間)、最初の訪問地であるイタリアでフランシスコ教皇と会談する。文大統領の教皇庁訪問は2018年10月以降2回目で、今回の会談で教皇が北朝鮮訪問関連について言及する可能性もある。


フランシスコ教皇は2018年文大統領が北朝鮮訪問を提案した際、「北朝鮮から公式に招待状が届けば訪問も可能」としていたが、北朝鮮訪問は実現しなかった。

特に米国のジョー・バイデン大統領が文大統領と同じ日に教皇と会談する予定だ。

これに関連して青瓦台(チョンワデ、大統領府)の朴洙賢(パク・スヒョン)国民疎通首席は27日、あるラジオ番組のインタビューで「3人が同席するわけではないが、教皇を中心に韓米間の間接対話の効果がある」としながら「韓半島(朝鮮半島)問題を半歩でも進展させて雰囲気をつくるために多いに役に立つだろう」と話した。

青瓦台は今回の歴訪期間、バイデン大統領との別途韓米首脳会談の可能性にもオープンな状態だ。

青瓦台高位関係者は25日、記者団と会って「G20サミットとCOP26会議で、バイデン大統領といかなる形であっても会談する機会があると予想される」とし、「ただし韓米の二国間首脳会談は決まったものはない」と話した。青瓦台は9月に開かれた国連総会でも、文大統領とバイデン大統領の首脳会談を推進したが会談は結局実現しなかった。

文大統領は教皇との会談に続いて30日から2日間にわたってG20サミットに出席し、包容的で持続可能な回復および再建のための共助方案を主要国首脳と議論する。続いて来月1日と2日には英国グラスゴーで開かれるCOP26当事国総会に出席して気候危機への対応のための温室効果ガス削減意志などを明らかにする予定だ。

文大統領は英国訪問を終えた後はハンガリーを国賓訪問して2019年に発生したハンガリー船舶事故の犠牲者追慕空間を訪れて犠牲者に哀悼の意を表する。国賓訪問中にはハンガリーのアーデル・ヤーノシュ大統領との首脳会談、スロバキア・チェコ・ポーランドが参加するヴィシェグラード・グループの首脳会議およびビジネスフォーラム出席などが予定されている。

ヴィシェグラード・グループはチェコ、スロバキア、ポーランド、ハンガリーの4カ国で構成された欧州内の地域協議体で、文大統領は各国とそれぞれ二国間会談を行う。

文大統領の帰国日は来月5日だ。



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