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米メディア「金与正が金正恩殺害」クーデター説に韓国国家情報院反応「事実無根」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長。

国家情報院が突然に提起された北朝鮮内クーデター説に対し、「事実無根」としながら線を引いた。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が妹の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長のクーデターにより命を失い、現在彼の影武者が活動しているという米国の雑誌の主張に反論したものだ。

◇米タブロイド誌「金正恩死んだ」

米タブロイド誌グローブは最新号を通じ「金正恩が5月6日から6月5日の間に秘密クーデターを起こした金与正により殺害された」と伝えた。


続けて「6月以降公式席上に現れなかった金委員長が先月9日の北朝鮮政権樹立記念日の9・9節行事に突然登場したがこの時は影武者が出てきたもの」と主張した。メディアは米国防総省関係者の発言まで引用し「9月の政権樹立記念日行事参席者は金正恩でないという事実を顔認証技術を通じ把握した」と報道した。

◇国家情報院「全く事実ではない」

これと関連し国家情報院は24日午後に立場を出し、米国メディアで報道した北朝鮮クーデター説と関連し「全く事実でない」と明らかにした。国家情報院は金委員長の身辺をはじめとする最近の北朝鮮の動向と関連し特異事項はないと把握したという。

実際に金委員長が6月以降公開活動をしていなかったというグローブの報道とは違い、金委員長は8月28日の青年節を控えて青年らと会い社会主義思想を強調した後で記念写真も撮影した。

これに先立ち7月にもオンラインを中心に「金正恩が脳出血で意識不明」とし「(金委員長のおじの)金平日(キム・ピョンイル)前駐チェコ大使がクーデターを起こした」という内容を盛り込んだ情報誌が出回り、国家情報院は「根拠のないものと判断する」と疑惑を一蹴した。

金委員長の「健康不安説」あるいは「死亡説」は昨年から相次いで提起されている。昨年4月には米CNNまで「金正恩が手術を受けた後に危篤に陥ったという説がある」と報道したが、翌月2日にその前日に順川リン酸肥料工場の竣工式に参加した金委員長の姿が公開され危篤説は誤報と判明した。

その後しばらくなりを潜めていた身辺異常説は6月から金委員長がやせて血色が良くなった姿で現れると再び定期的に提起されている。これに先立ち先月19日に東京新聞は、北朝鮮政権樹立記念日の際の金委員長は本人ではなく影武者の可能性があると主張した。



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