今月5日(現地時間)、ノーベル物理学賞を共同受賞した米国プリンストン大学の真鍋淑郎教授は1931年に生まれた。今年で満90歳だ。スウェーデン王立アカデミーのノーベル委員会が真鍋氏をノーベル賞受賞者に選定して取り上げた「物理学に基づく地球温暖化の予測」研究は1960年代に出てきた。真鍋氏は活発な研究活動を行いながら50余年が経過してようやくノーベル賞を受賞した。
日本メディアによると、真鍋氏はノーベル賞を受賞できなかった1992年ごろ「(他の分野の)仲間はノーベル賞を受賞している。地球物理学分野はノーベル賞に選ばれない」とし、複雑な思いを飲み込んだという。
7日、韓国野党「国民の力」のチョ・ミョンヒ議員室が最近10年間のノーベル賞受賞者79人の研究業績と受賞背景を分析したところ、受賞者の平均年齢は69.1歳、受賞契機となった論文を研究した期間は平均19.1年だったことが分かった。真鍋氏は歴代ノーベル賞受賞者と比較して非常に遅い年齢で受賞したといえる。
年齢は専攻分野別にも交錯した。最近10年間、ノーベル化学賞はすべて60歳以上が受賞し、ノーベル生理学・医学賞受賞者は50~80代だった。最高齢受賞者は2019年ノーベル化学賞を受賞した米国テキサス大学のジョン・グッドイナフ教授だ。今年99歳であるグッドイナフ氏の受賞当時に年齢は満97歳だった。
彼らが受賞に関連した研究に携わっていた期間は平均19.1年だった。ノーベル化学賞(22年)がノーベル物理学賞(16.6年)、ノーベル生理学・医学賞(18.8年)よりやや長い研究時間が必要だった。
西江(ソガン)大学化学科のイ・ドクファン名誉教授は「ノーベル賞受賞(対象)期間は分野別の革新の速度が影響を与える要因だが、化学分野は他の学問に比べて狭き門となっていて、ノーベル賞水準の業績を出すには相対的長い時間が必要」と説明した。
これに比べて物理学は受賞年齢帯が30~70代と多様だった。実験を通じて証明する研究に比べて理論研究者は比較的若い時から研究を始める傾向があるからだ。名古屋大学の天野浩教授はノーベル賞受賞時点を基準として最も若い54歳で受賞した。天野氏は1986年にを出す高輝度青色発光ダイオード(LED)を実現するのに必要な高品質窒化ガリウムの結晶化に成功した。
ノーベル賞受賞には運も不可欠だ。研究室(ラボ)と師匠の影響も若くしてノーベル賞を受賞した背景だ。ノーベル賞の核心研究を行っていた1986年、天野氏は名古屋大学電気・電子工学科博士後期課程の学生だった。天野氏は2014年ノーベル物理学賞を共同受賞した名城大学大学院理工学研究科・特別栄誉終身教授の赤崎勇氏(当時名古屋大教授)のラボで共に研究をしていた。故赤崎氏は1989年、世界で初めて高輝度青色LEDを開発した。このおかげですべての色をLEDで実現することができる転機を作った。
ノーベル科学賞受賞するには長寿が必須?…平均69歳、研究期間は19年(2)
日本メディアによると、真鍋氏はノーベル賞を受賞できなかった1992年ごろ「(他の分野の)仲間はノーベル賞を受賞している。地球物理学分野はノーベル賞に選ばれない」とし、複雑な思いを飲み込んだという。
7日、韓国野党「国民の力」のチョ・ミョンヒ議員室が最近10年間のノーベル賞受賞者79人の研究業績と受賞背景を分析したところ、受賞者の平均年齢は69.1歳、受賞契機となった論文を研究した期間は平均19.1年だったことが分かった。真鍋氏は歴代ノーベル賞受賞者と比較して非常に遅い年齢で受賞したといえる。
年齢は専攻分野別にも交錯した。最近10年間、ノーベル化学賞はすべて60歳以上が受賞し、ノーベル生理学・医学賞受賞者は50~80代だった。最高齢受賞者は2019年ノーベル化学賞を受賞した米国テキサス大学のジョン・グッドイナフ教授だ。今年99歳であるグッドイナフ氏の受賞当時に年齢は満97歳だった。
彼らが受賞に関連した研究に携わっていた期間は平均19.1年だった。ノーベル化学賞(22年)がノーベル物理学賞(16.6年)、ノーベル生理学・医学賞(18.8年)よりやや長い研究時間が必要だった。
西江(ソガン)大学化学科のイ・ドクファン名誉教授は「ノーベル賞受賞(対象)期間は分野別の革新の速度が影響を与える要因だが、化学分野は他の学問に比べて狭き門となっていて、ノーベル賞水準の業績を出すには相対的長い時間が必要」と説明した。
これに比べて物理学は受賞年齢帯が30~70代と多様だった。実験を通じて証明する研究に比べて理論研究者は比較的若い時から研究を始める傾向があるからだ。名古屋大学の天野浩教授はノーベル賞受賞時点を基準として最も若い54歳で受賞した。天野氏は1986年にを出す高輝度青色発光ダイオード(LED)を実現するのに必要な高品質窒化ガリウムの結晶化に成功した。
ノーベル賞受賞には運も不可欠だ。研究室(ラボ)と師匠の影響も若くしてノーベル賞を受賞した背景だ。ノーベル賞の核心研究を行っていた1986年、天野氏は名古屋大学電気・電子工学科博士後期課程の学生だった。天野氏は2014年ノーベル物理学賞を共同受賞した名城大学大学院理工学研究科・特別栄誉終身教授の赤崎勇氏(当時名古屋大教授)のラボで共に研究をしていた。故赤崎氏は1989年、世界で初めて高輝度青色LEDを開発した。このおかげですべての色をLEDで実現することができる転機を作った。
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