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韓国、接種完了増え海外旅行も需要増…サイパンとグアム路線に活気

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
新型コロナウイルスで閉ざされていた空の道が開かれている。新型コロナウイルスワクチン接種率が高まり、トラベルバブル対象国を中心に国際線運航が相次ぎ再開されている。

疾病管理庁が4日に明らかにしたところによると、韓国の新型コロナウイルスワクチンの1回接種率は3日午前0時基準で77.3%、接種完了率は52.5%だ。2人のうち1人はトラベルバブル対象国への旅行に出発できるという意味だ。航空業界は海外路線を少しずつ増やしている。旅行業者はいち早く旅行商品を出している。

代表的なトラベルバブル路線は仁川(インチョン)~サイパンだ。アシアナ航空、チェジュ航空、ティーウェイ航空の3社で秋夕(チュソク、中秋)連休期間のサイパン行きパッケージ旅行需要はいずれも増加した。マリアナ観光庁によるとサイパン旅行を予約した韓国人観光客は先月末基準で4000人を超えた。アシアナ航空が先月18日に運航した仁川~サイパン便は搭乗率が85%だった。


このうち95%以上がパッケージ商品を買った旅行需要だ。7~8月にはトラベルバブル旅行客需要は1便当たり10人以下だった。アシアナ航空関係者は「韓国とサイパンがトラベルバブル制度を施行してから最大規模。年末までに1000人以上の予約があると期待している」と明らかにした。

秋夕後に済州(チェジュ)空港を利用してサイパンに行く予約需要も1200人に達する。チェジュ航空も1週間に1度仁川~サイパン路線を運航している。ティーウェイ航空も該当路線の予約率が今月は80%、来月は90%を超えたという。

来月からは行ける地域も多くなる。アシアナ航空は早ければ来月から週2便で仁川~グアム便を運航する予定だ。すでに先月に国土交通部から該当路線運航に対する許可を受けており、防疫当局の最終承認だけ受ければ良い。アシアナ航空は格安航空会社(LCC)が登場してから収益性悪化を理由に仁川~グアム便の運航を中断していた。予定通りであれば18年ぶりの運航再開だ。

大韓航空は8月から仁川~グアム便を週1便で不定期に運航している。来月には仁川~ハノイ便を運航し、仁川~ハワイ便も運航する予定だ。多くのLCCもグアムや東南アジアを中心に国際線運航を再開する計画だ。

空の道が開かれ旅行業者も足早に動いている。ロッテ観光開発は先月末、1年6カ月ぶりに海外旅行パッケージ商品を発売した。パッケージ商品を予約した旅行客は屋内観光を最小化しほとんど屋外観光地を回るスイス旅行を楽しんだ。モードツアーも秋夕連休にパッケージ旅行を申し込んだ60人ほどをグアムに送った。1年6カ月ぶりだ。

ハナツアーは1日から通常勤務体制に入った。無給休職中だった社員が現場に復帰し、在宅勤務中だった社員もオフィスに出勤する。ハナツアーは新型コロナウイルスの直撃弾を受け売り上げが1年で90%以上減少し、昨年4月から必須人員を除いた1700人ほどの社員が有給・無給休職に入った。旅行業者関係者は「ウィズコロナが目の前まで近づいており、これまで抑えられていた旅行欲求があふれれば枯死状態の旅行業界には恵みの雨になるだろう。当面は東南アジアよりはグアムやサイパン、米国よりは欧州に行く需要が多いだろう」と話した。



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