恒大集団の債務不履行(デフォルト)危機は中国から約6400キロ離れたスウェーデンにまで飛び火した。2日(現地時間)のブルームバーグ通信によると、スウェーデン電気自動車会社「恒大ナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン」(恒大NEVS)は最近、スウェーデンのトロルヘッタンにある自社工場の職員670人のうち半分近い300人を解雇した。NEVSのステファン・ティルク最高経営責任者(CEO)はブルームバーグに「人員削減のほか、電気自動車の開発も中断した。工場(運営)は事実上閉鎖した」とし「恒大から資金を調達できず(リストラは)避けられない措置だった」と説明した。
同社は2019年に恒大新エネルギー自動車(恒大自動車)がスウェーデン自動車会社サーブの電気自動車部門を買収して設立された。恒大集団が資金不足に直面し、恒大NEVSも資金が途絶えた。職員の月給も遅れている。ティルクCEOは「恒大集団を信頼せず、独自に買収や資金支援をする企業を探している」と伝えた。