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中国恒大の経営危機で韓国ウォンが年内最安値…1ドル=1185ウォン

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国の不動産大手「恒大集団」の経営危機を受け、韓国ウォンが値下がりしている。23日午前10時30分、ソウル外国為替市場で韓国ウォンは前営業日(1ドル=1175ウォン)比10ウォン値下がりした1ドル=1185.4ウォンで取引されている。今年の最安値で、昨年9月14日(1ドル=1187.5ウォン)以来のウォン安ドル高。秋夕(チュソク、中秋)連休中だったソウル外国為替市場が再開された直後、ウォン安ドル高圧力が強まっている状況だ。

恒大集団の負債リスクが為替レートを揺るがす伏兵として登場したからだ。恒大集団はその間、事業拡張で負債が3000億ドル(約33兆円)に増え、債務不履行(デフォルト)の懸念が強まっている。22日(現地時間)のロイター通信など海外メディアによると、恒大集団は23日、深セン証券市場で取引された2025年満期債券に対する利子(約425億ウォン、約40億円)を支払うと明らかにした。

市場は依然として緊張モードだ。恒大集団は同日満期のドル債券(約993億ウォン)の利子には言及しなかった。それだけでない。29日には2024年3月満期債券(約561億ウォン)の利子支払い日が到来する。このように流動性危機の恒大集団が債券の利子を適時に支払えなければ破産につながるという不安感が、韓国国内の外国為替市場にも影響を及ぼしている。


さらに昨夜、米連邦準備制度理事会(FRB)が通貨政策正常化シナリオを出し、米ドルが値上がりしている。資金供給を徐々に減らすというもので、ドル高の動きが目立ち始めている。今月初めに92.45水準だったドルインデックスは23日現在93.46まで上がった。

専門家はウォン安圧力が当分は続くとみている。新韓銀行エコノミストのペク・ソクヒョン氏は「特に恒大イシューによる中国経済の変動性はウォン安要因として作用する」とし「ウォン安はしばらく続くだろう」と述べた。ウリィ銀行のミン・ギョンウォン研究員も「国内外国為替市場が休場する間に強まったドル高圧力でウォン安が続くとみている」と話した。



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