ドナルド・トランプ前米国大統領（７５）の長いドナルド・トランプ・ジュニア氏が「父の最近の様子」としてＳＮＳに投稿した写真が話題だ。８日（現地時間）、ニューヨークポストやニューズウィークなどによると、トランプ・ジュニア氏は最近、インスタグラムを更新しながら父親トランプ氏の写真を掲載して「彼が若くなった」と主張した。



写真の中で明るく笑っているトランプ氏は大統領在任時期と比べて見違えるほど若返り、ぜい肉も落ちたような感じだ。


トランプ・ジュニアは「ここにいくつかの真実がある。彼は歴代の他の大統領よりも１０００倍程度頭が痛い仕事を処理するためにストレスを受けた。他の大統領はそれに耐えられないだろうし、一夜で２０年は老いるだろう」というコメントを残した。大統領在任時代、ストレスが父親の老化を促したが退任後は若返ったという主張だ。

米国の保守論評家のジャック・ポソビエク氏はツイッターにこの写真を添えて「彼がどうしたらこのように若返ったのか」と心配した。

トランプ氏の近況を見たＳＮＳユーザーは「驚くばかりだ」「トランプの時間は逆回りしている」「もう攻撃を受けないから若くなった」と驚きを表現した。反面「どんなフィルター（機能）を使ったのか」「フォトショップだ」と指摘する反応もあった。

ニューズウィークもこの写真を「フォトショップ写真」と推定した。また、メディアはトランプ氏が自身より３歳年上のジョー・バイデン大統領（７８）の年齢を攻撃対象にしていた点を指摘した。米歴代最高齢大統領であるバイデン氏を意識して「若さ」を強調したという意味とみることができる。

トランプ氏は前回の大統領選挙で競争者であるバイデン氏の失言が多いのは年のせいだとし、「スリーピー（ｓｌｅｅｐｙ）ジョー」という別名を付けたこともある。トランプ氏は２０２４年大統領選挙出馬に対するはっきりした立場をまだ表明しないでいるが、出馬する可能性が高いという見方もある。トランプ氏は今月２５日にジョージア州で、来月９日にアイオワ州でそれぞれ政治集会を開く予定だ。来年の中間選挙と２０２４年大統領選挙を控えて足場固めのための動きだという見解もある。

トランプ氏は今月１１日にはボクシング競技の解説者としても出演する。８日、ＣＮＮなどによると、トランプ氏は１１日に元ヘビー級世界チャンピオンのイベンダー・ホリフィールド（５８）が出場する競技で長男トランプ・ジュニア氏とともに解説を行う。

トランプ氏は報道資料を通じて「偉大な選手たちと偉大な試合を愛している」としながら「土曜日夜に試合を見て私の考えを共有できることを楽しみにしている。この特別な行事を皆さんも見逃したくないだろう」と明らかにした。今回の対戦はフロリダ州のセミノール・ハードロック・ホテル＆カジノで開かれる。

トランプ氏は１９８０年代と１９９０年代の初め、世界的関心を引いた競技を自身のカジノホテルに誘致したことがある。だが、米国メディアはトランプ氏がボクシングの解説を行うこの日が９・１１テロ２０周年である点を指摘している。

ジョージ・Ｗ・ブッシュ氏やバラク・オバマ氏ら前職大統領は９・１１追慕行事への出席日程を発表したが、トランプ氏の出席については公開されていない。