福島原発に面する海。[中央フォト]
朝日新聞や読売新聞など現地メディアは25日(現地時間)、福島第1原発廃炉作業中の東京電力が放射性物質トリチウム(三重水素)が含まれた福島原発汚染水を海に放出することにしたと一斉に報じた。
日本政府は4月、福島原発で発生した放射性物質が含まれた汚染水を多核種除去設備(ALPS)で浄化した後、海洋放出することを決定した。
その後、具体的な放出方法を検討してきた東京電力は、ALPSを使用してセシウムなど62種の放射性物質を除去することが可能だとし、この設備で浄化した「処理水」を海に放出するという方針を立てた。放出は原発から海にパイプを設置する方法で進められる。
しかしALPSですべての放射性物質を除去できるわけではない。トリチウムなどは依然として残る。
日本当局の手続きが計画通り進行する場合、海底岩盤調査、設備工事、規制当局の承認などを経て2023年から放出が始まる見通しだ。
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