文在寅（ムン・ジェイン）大統領は２１日、「５０％を超える国民が新型コロナウイルスワクチンの１回目の接種を終えた。国民が予約と接種に積極的に参加し協力するならばそれだけ日常回復の時間も前倒しされるだろう」と明らかにした。

文大統領はこの日フェイスブックを通じ、「５０％を超える国民が新型コロナワクチン１回目の接種を終え、２回目の接種速度も速くなっている。予想より速い進度だ」と述べた。

続けて「国民の積極的な参加と医療陣の献身のおかげだ。深く感謝申し上げる。この傾向なら秋夕（チュソク、中秋）までに全国民の７０％が１回目の接種を終え、９月末までに２回目の接種も５０％に迫るだろう」と予想した。


新型コロナウイルス予防接種対応推進団によると、新型コロナウイルスワクチン接種開始から１７６日目となるこの日、全国民の５０％が１回目の接種を終えたことがわかった。

推進団はこの日午前１１時基準で１回目の接種者は累積２５６８万８６９４人と集計されたと明らかにした。これは全国民の５０％に当たる数値だ。２回目まで接種を終えた接種完了者は１１５１万７８７４人で全国民の２２．４％と暫定集計された。

文大統領は「世界的にワクチン接種率が高まっているのに９週連続で感染拡大傾向が増加している。ワクチン接種率が高い国も例外ではない。われわれもコロナ感染拡大傾向が容易に鈍化せずとても残念だ」と話した。

続けて「だが『早く検査し早く治療する』Ｋ防疫を維持し、主要国のうち新規感染者数と死亡率で最も低い水準を維持している。国民みんなが疲弊し苦しんでいるが、防疫を接種率の向上と結びつけ必ず感染拡大傾向を抑えるだろう」と強調した。

文大統領は「厳しい時期だが、だからこそより一層防疫と接種に力を集めなければならない。政府は接種率を早く高めていき、防疫と日常、民生と経済が調和できるようすべての力を注ぐ」と話した。