昨年6月、京畿道(キョンギド)東豆川(トンドゥチョン)で訓練する在韓米軍将兵。 [写真=米第8軍]
米シンクタンク「ナショナル・インタレスト・センター」のハリー・カジアニス氏は18日(現地時間)、ラジオ・フリー・アジア(RFA)に対し「米軍のアフガニスタン撤収決定が韓国など他の同盟国を緊張させるのは明白だ」とし「バイデン政権がいくつかの対外・対内的問題に直面している状況で、アフガニスタン事態は北朝鮮問題をさらに疎外させるおそれがある」と述べた。続いて「バイデン政権はしばらく対北朝鮮外交より、アフガニスタン事態、中国、新型コロナ対応、経済再建などを政策の優先事案に置くはず」とし「北朝鮮が米国の関心を引くために挑発をしない限り北朝鮮に対する関与はないだろう」と予想した。北朝鮮が韓半島(朝鮮半島)の軍事的緊張を利用した「脅迫外交」レベルで挑発する可能性があるということだ。
ジェームズ・シャーマン元在韓米軍司令官はこの日、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)のインタビューで「中国と北朝鮮がアフガニスタン事態を利用しようとするだろう」とし「北朝鮮が間違った判断をする状況が生じるかもしれない」と懸念を表した。続いて韓米連合訓練に関し「韓半島防御のために最高水準の準備態勢を維持すべきだが、それをしないことに対して弁解の余地がないのはこうした理由のため」とし「北朝鮮は状況がどのように展開するかを眺めながら未来の機会をのぞくはず」と指摘した。