早ければ70日後に韓国型ロケット「ヌリ号」が宇宙へ向かう。
科学技術情報通信部は12日に国家宇宙委員会を開催し、ヌリ号打ち上げ許可を最終承認したと明らかにした。宇宙ロケットを打ち上げるためには宇宙開発振興法などにより国家宇宙委員会の審議と科学技術情報通信部長官の許可が必要だ。
◇韓国型ロケット「ヌリ号」打ち上げ承認
韓国航空宇宙研究院はヌリ号の1次打ち上げ日を10月21日、2次打ち上げ日を来年5月19日としてそれぞれ申請した。17人の外部専門家で構成された打ち上げ許可審査委員会は3カ月間にわたり航空宇宙研究院の申請書を審査し、この日開かれた国家宇宙委員会で承認された。
ただ打ち上げ日は打ち上げ前最終試験(WDR)により変わる可能性がある。WDRは宇宙と類似の極低温環境でロケットの構成品やシステムが正常稼動するかを確認するためマイナス183度の酸化剤を充填・排出する試験だ。打ち上げ前最終試験が終われば科学技術情報通信部の竜洪沢(ヨン・ホンテク)第1次官が主催する打ち上げ管理委員会が来月に1次打ち上げ可能日を最終確定する。
ヌリ号が宇宙に向かう理由は、韓国で初めて開発した韓国型ロケットの性能を確認するためだ。1次打ち上げには1.5トンのダミー衛星だけ打ち上げ、2次打ち上げでは1.3トンのダミー衛星と0.2トンの性能検証衛星が宇宙に上げられる。
国家宇宙委員会はこの日、ヌリ号打ち上げ時の不慮の事故を未然に防止するため打ち上げ安全統制計画をまとめた。打ち上げ過程でもし墜落しても被害者が発生しないよう落下予想区域と飛行終了システムなど21の細部項目を確認した。もしヌリ号打ち上げ過程で事故が発生する場合、被害を補償するため最大2000億ウォンまで補償が可能な責任保険にも加入した。
◇打ち上げ前最終試験だけ残る
国家宇宙委員会はこのほかにもヌリ号開発点検結果と打ち上げ準備現況の報告を受けた。この過程でヌリ号開発に異常がないことを確認した。15人の専従評価団の点検結果、ヌリ号はエンジンやタンクなどすべての部品の開発を終え最終組み立てを進行中だ。1段・2段・3段ロケット別性能検証も成功し、ロケットと打ち上げ台の認証試験も完了した。
打ち上げ台を離れたロケットを追跡するシステムも適切なことがわかった。科学技術情報通信部のクォン・ヒョンジュン巨大公共研究政策官は「ヌリ号が打ち上げられればひとまず光学カメラがこれを撮影・追跡する。光学カメラの撮影範囲を超えると済州島(チェジュド)に設置した2台のレーダーが追跡し、さらに高く上がれば東南アジアとパラオに設置した遠隔測定施設がヌリ号の位置を追跡する」と説明した。
一方、この日は科学技術情報通信部長官が国家宇宙委員会を主宰する最後の会議だ。宇宙開発振興法改正案が施行される11月からは首相が国家宇宙委員長を務める。最後の会議を主宰した科学技術情報通信部の林恵淑(イム・ヘスク)長官は「10月のヌリ号打ち上げは韓国の宇宙開発の歴史に一線を引く瞬間。研究者が最後まで研究開発に邁進できるよう政府が支援したい」と話した。
科学技術情報通信部は12日に国家宇宙委員会を開催し、ヌリ号打ち上げ許可を最終承認したと明らかにした。宇宙ロケットを打ち上げるためには宇宙開発振興法などにより国家宇宙委員会の審議と科学技術情報通信部長官の許可が必要だ。
◇韓国型ロケット「ヌリ号」打ち上げ承認
韓国航空宇宙研究院はヌリ号の1次打ち上げ日を10月21日、2次打ち上げ日を来年5月19日としてそれぞれ申請した。17人の外部専門家で構成された打ち上げ許可審査委員会は3カ月間にわたり航空宇宙研究院の申請書を審査し、この日開かれた国家宇宙委員会で承認された。
ただ打ち上げ日は打ち上げ前最終試験(WDR)により変わる可能性がある。WDRは宇宙と類似の極低温環境でロケットの構成品やシステムが正常稼動するかを確認するためマイナス183度の酸化剤を充填・排出する試験だ。打ち上げ前最終試験が終われば科学技術情報通信部の竜洪沢(ヨン・ホンテク)第1次官が主催する打ち上げ管理委員会が来月に1次打ち上げ可能日を最終確定する。
ヌリ号が宇宙に向かう理由は、韓国で初めて開発した韓国型ロケットの性能を確認するためだ。1次打ち上げには1.5トンのダミー衛星だけ打ち上げ、2次打ち上げでは1.3トンのダミー衛星と0.2トンの性能検証衛星が宇宙に上げられる。
国家宇宙委員会はこの日、ヌリ号打ち上げ時の不慮の事故を未然に防止するため打ち上げ安全統制計画をまとめた。打ち上げ過程でもし墜落しても被害者が発生しないよう落下予想区域と飛行終了システムなど21の細部項目を確認した。もしヌリ号打ち上げ過程で事故が発生する場合、被害を補償するため最大2000億ウォンまで補償が可能な責任保険にも加入した。
◇打ち上げ前最終試験だけ残る
国家宇宙委員会はこのほかにもヌリ号開発点検結果と打ち上げ準備現況の報告を受けた。この過程でヌリ号開発に異常がないことを確認した。15人の専従評価団の点検結果、ヌリ号はエンジンやタンクなどすべての部品の開発を終え最終組み立てを進行中だ。1段・2段・3段ロケット別性能検証も成功し、ロケットと打ち上げ台の認証試験も完了した。
打ち上げ台を離れたロケットを追跡するシステムも適切なことがわかった。科学技術情報通信部のクォン・ヒョンジュン巨大公共研究政策官は「ヌリ号が打ち上げられればひとまず光学カメラがこれを撮影・追跡する。光学カメラの撮影範囲を超えると済州島(チェジュド)に設置した2台のレーダーが追跡し、さらに高く上がれば東南アジアとパラオに設置した遠隔測定施設がヌリ号の位置を追跡する」と説明した。
一方、この日は科学技術情報通信部長官が国家宇宙委員会を主宰する最後の会議だ。宇宙開発振興法改正案が施行される11月からは首相が国家宇宙委員長を務める。最後の会議を主宰した科学技術情報通信部の林恵淑(イム・ヘスク)長官は「10月のヌリ号打ち上げは韓国の宇宙開発の歴史に一線を引く瞬間。研究者が最後まで研究開発に邁進できるよう政府が支援したい」と話した。
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