中国の河南省で記録的な豪雨で人命被害が続出した中、近隣の河北省では竜巻で少なくとも２人が死亡した。２２日、中国メディア海客ニュースなどによると、２１日午後５時から保定市の一部地域で約３０分間、強風を伴ったひょうが降り、東閭村では竜巻が発生して２人が死亡し、建物が損壊した。

当局は、救助隊を被災地に緊急派遣した。

一方、河南省鄭州では史上最大の豪雨により、この日までに２５人が死亡し、７人が行方不明になった。特に地下鉄に乗って帰宅中だった市民５００人が浸水した地下鉄に閉じ込められる事故が発生し、１２人が死亡し、５人が負傷した。鄭州では、前日午後４時から５時までの１時間で２０１．９ミリメートルを超える豪雨が降り注いだ。これは１９７５年の１９８．５ミリメートルの記録を超えるもので、島を除く地域の１時間当たり降雨量としては史上最大。中国メディアは「千年ぶりの豪雨」と伝え、中国気象庁は河南省の今回の豪雨が翌日まで続くと予報した。