モイーズ大統領
AP通信によると、ハイチのクロード・ジョゼフ臨時首相はこの日、記者会見を行って「昨夜、身元不明の人々がモイーズ大統領の私邸を侵入した後、銃を撃って彼を暗殺した」と発表した。ジョゼフ臨時首相は「侵入者の一部は英語とスペイン語を使っていた」として「凶悪で非人間的で、野蛮な行為」と非難した。
今回の事件でモイーズ大統領の夫人も負傷して病院で治療中だと伝えられた。ジョゼフ臨時首相は自身が暗殺されたモイーズ大統領に代わって国政遂行をしていると明らかにした。
人口1100万人のハイチは1804年フランス植民地で独立した後、長い間政治的混乱と貧困から抜け出すことができなかった。人口の60%の収入が一日に2ドル(約220円)に及ばないとAPは伝えた。ハイチは地震とハリケーンなど自然災害にも苦しめられた。2010年1月に発生したM7.0の大地震は数千人の命を奪った。当時、子どもたちが泥に塩を入れて焼いた「泥クッキー」を食べる姿が知らされ、全世界で救護運動が起きたりもした。
モイーズ大統領は2015年大統領に当選したが、不正問題で2017年2月に就任した。その後、深刻な与野党間政治的対立で2018年に予定されていた総選挙が先送りされ、議会が解散するなど混乱が続いた。
野党ではモイーズ大統領が司法府権限を縮小して情報機関を設置するなど、独裁をたくらんできたと批判してきた。最近ではモイーズ大統領の任期が今年2月法的に終了したとして辞任を求めた。
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