昨年1月20日に新型コロナウイルスが韓国に上陸してからソウルで最も多くの新規感染者が発生した。6月末に200~300人台で推移していた1日当たり感染者数が500人台後半まで増えており、「第4波」に対する危機感が大きくなっている。
◇接種率低い20~30代、三密施設で接触増加
ソウル市が7日に明らかにしたところによると、ソウルでは6日に583人の新型コロナウイルス感染者が新たに確認された。前日の新規感染者数の320人を考慮すれば1日で規模が2倍近くに増えた。この日追加された感染者数はこれまで最も多くの新規感染者が確認された昨年12月24日の552人を大きく上回るものだ。この日疾病管理庁が発表した全国の海外流入を除いた市中感染による感染者1168人のうち84.8%の990人が首都圏で確認された。
感染者が急増した理由は複合的だ。地域社会に感染源が残存している状況でワクチン接種率が低い20~30代の活動量が多くなったことが理由に挙げられる。ソウル市によるとこの日の新規感染者のうち20~30代が286人で全体の49.1%を占めた。
ソウル市のパク・ユミ市民健康局長は「20~30代が主に利用する施設が居酒屋やクラブのような三密(密接・密集・密閉)施設のため接触率がとても高い。ここに学校の長期休暇や季節的要因により旅行や集会などが頻繁になり移動が広範囲に拡大したことも流行が大きくなった原因」と指摘した。
◇現代百貨店の集団感染に変異株危機も
集団感染も新たに確認されている。前日ソウル市で感染者が最も多く発生した集団感染事例は現代百貨店貿易センター店関連だった。4日に従業員2人の感染が最初に確認され、累積感染者は48人まで増えた。このうち従業員から家族や知人に感染した事例も4件あった。きのうだけで10人の追加感染者が出た城東区の学習塾も累積14人に上り信管に挙げられる。塾生が学校に通うことで感染が拡散する恐れがあるためだ。
ここに英国型のアルファ株より感染力が1.6~1.8倍高いとされるインド型のデルタ株の拡散も懸念される。ソウル市でも海外からの入国者の19人、市中感染の16人からデルタ株感染事例が出てきた。全国的には先週にだけ153人のデルタ株感染者が発生し、累積461人となった。
◇ソウル、すでに4段階に近づく…「感染者さらに増える」
パク局長はしかし、「基本的に地域社会残存感染量がとても多いというのが基本的な原因のひとつ」と分析した。前日の感染者のうち感染経路がはっきりしない「感染経路調査中」の事例が274件で最も多かったことがこれを裏付ける。その他感染者との接触が208人、他地域の感染者との接触が27人など、集団感染でない日常の中での感染事例も多かった。
パク局長は「検査量を増やし、可能ならば早期に発見、隔離する方向に進むつもりだ」としながら、「検査量が拡大されれば感染者数もしばらくは持続して増加すると予想している」と話した。3日の検査件数2万9930件より6日の検査件数は5万442件と1.7倍に増えた。ただ検査件数比の感染者の割合も同じ期間に0.6%から1.2%に大きく増えた。
◇中央災害安全対策本部「20~30代の予防的診断検査強く勧告」
こうした状況を考慮して中央災害安全対策本部は7日、「改編された社会的距離確保体系の
施行を1週間さらに猶予する」と明らかにした。1日に1度適用を先送りしており2度目の措置だ。新たな社会的距離確保が施行されても首都圏は1日に予定された2段階の代わりに3段階が適用される可能性が高い。ソウルの場合、1週間の1日平均感染者数が357人で3段階基準の195人以上を大きく上回り、4段階の389人以上に近づいている。
ソウル市が前日から夜10時以降の野外での飲酒禁止など防疫を引き締めているのに続き、中央災害安全対策本部もやはり7日に追加措置を出した。金富謙(キム・ブギョム)首相は7日、▽症状がなくても20~30代に予防的診断検査の強力勧告▽20~30代の利用頻度高いところへの集中先制検査と選別検査所の大幅拡大▽首都圏所在企業の在宅勤務拡大と公共機関の会食・集会自粛など、防疫を強化した。
◇接種率低い20~30代、三密施設で接触増加
ソウル市が7日に明らかにしたところによると、ソウルでは6日に583人の新型コロナウイルス感染者が新たに確認された。前日の新規感染者数の320人を考慮すれば1日で規模が2倍近くに増えた。この日追加された感染者数はこれまで最も多くの新規感染者が確認された昨年12月24日の552人を大きく上回るものだ。この日疾病管理庁が発表した全国の海外流入を除いた市中感染による感染者1168人のうち84.8%の990人が首都圏で確認された。
感染者が急増した理由は複合的だ。地域社会に感染源が残存している状況でワクチン接種率が低い20~30代の活動量が多くなったことが理由に挙げられる。ソウル市によるとこの日の新規感染者のうち20~30代が286人で全体の49.1%を占めた。
ソウル市のパク・ユミ市民健康局長は「20~30代が主に利用する施設が居酒屋やクラブのような三密(密接・密集・密閉)施設のため接触率がとても高い。ここに学校の長期休暇や季節的要因により旅行や集会などが頻繁になり移動が広範囲に拡大したことも流行が大きくなった原因」と指摘した。
◇現代百貨店の集団感染に変異株危機も
集団感染も新たに確認されている。前日ソウル市で感染者が最も多く発生した集団感染事例は現代百貨店貿易センター店関連だった。4日に従業員2人の感染が最初に確認され、累積感染者は48人まで増えた。このうち従業員から家族や知人に感染した事例も4件あった。きのうだけで10人の追加感染者が出た城東区の学習塾も累積14人に上り信管に挙げられる。塾生が学校に通うことで感染が拡散する恐れがあるためだ。
ここに英国型のアルファ株より感染力が1.6~1.8倍高いとされるインド型のデルタ株の拡散も懸念される。ソウル市でも海外からの入国者の19人、市中感染の16人からデルタ株感染事例が出てきた。全国的には先週にだけ153人のデルタ株感染者が発生し、累積461人となった。
◇ソウル、すでに4段階に近づく…「感染者さらに増える」
パク局長はしかし、「基本的に地域社会残存感染量がとても多いというのが基本的な原因のひとつ」と分析した。前日の感染者のうち感染経路がはっきりしない「感染経路調査中」の事例が274件で最も多かったことがこれを裏付ける。その他感染者との接触が208人、他地域の感染者との接触が27人など、集団感染でない日常の中での感染事例も多かった。
パク局長は「検査量を増やし、可能ならば早期に発見、隔離する方向に進むつもりだ」としながら、「検査量が拡大されれば感染者数もしばらくは持続して増加すると予想している」と話した。3日の検査件数2万9930件より6日の検査件数は5万442件と1.7倍に増えた。ただ検査件数比の感染者の割合も同じ期間に0.6%から1.2%に大きく増えた。
◇中央災害安全対策本部「20~30代の予防的診断検査強く勧告」
こうした状況を考慮して中央災害安全対策本部は7日、「改編された社会的距離確保体系の
施行を1週間さらに猶予する」と明らかにした。1日に1度適用を先送りしており2度目の措置だ。新たな社会的距離確保が施行されても首都圏は1日に予定された2段階の代わりに3段階が適用される可能性が高い。ソウルの場合、1週間の1日平均感染者数が357人で3段階基準の195人以上を大きく上回り、4段階の389人以上に近づいている。
ソウル市が前日から夜10時以降の野外での飲酒禁止など防疫を引き締めているのに続き、中央災害安全対策本部もやはり7日に追加措置を出した。金富謙(キム・ブギョム)首相は7日、▽症状がなくても20~30代に予防的診断検査の強力勧告▽20~30代の利用頻度高いところへの集中先制検査と選別検査所の大幅拡大▽首都圏所在企業の在宅勤務拡大と公共機関の会食・集会自粛など、防疫を強化した。
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